となみ織物 仙福屋
西陣織の名門
歌舞伎 隈取り
凛と格調高い佇まい
【産地】京都府(西陣)
【品質】絹95%: 指定外繊維(和紙)・ポリエステル5%
【製造元】となみ織物(組合NO.426)
【着用時期】9月~翌年6月頃(袷・単衣)
【長さ】約:460cm(2重太鼓で結ぶ袋帯です)
貴女の背中に歌舞伎ファンの視線が釘付けになるに違いありません。市松模様の中に整然と並んだ歌舞伎メイク 隈取りのデザインが、凛とした粋でお洒落な装いを演出するとともに格調高さを漂わせます。
となみ織物さんのラインナップの中でもハイランクに位置付けられる上質な袋帯ですので、染の逸品着物や重要無形文化財の織りの着物と組み合わせても負けることなく高級感溢れる装いに仕上げてくれるでしょう。
日本が世界に誇る伝統の織り技を現代に伝承され続ける西陣織。その中に於いても一目置かれる一流織元「となみ織物」が生み出すハイセンスかつ高品質な袋帯でワンランク上の着姿を演出してはいかがでしょうか。
隈取り
その昔、現在のような照明がなかった時代、薄暗い舞台の上で演者の表情がよくわかるように顔の筋肉や筋、血管などを強調させ感情を表すために始められたようです。演目の登場人物の役柄に合わせた隈取りのメイクは、赤を基調とする正義の味方を表すものや敵役を表す青色などに分類されています。
本品には沢山の種類の隈取りが織り出されており、歌舞伎が好きな方ならそれぞれの隈取りが、どの演目の誰のものかがお分かりいただけるかもしれません。
一つ一つゆっくりと眺めて想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。きっと貴女の背後でもお太鼓の隈取りをじっくりと眺めている人がいるかもしれませんね。
隈取りが放つ迫力は、細密で高度な西陣織の技術力があってこそ可能になるのです。
素材に拘った物作り
となみ織物さんのお品は日本からの移民者が製糸技術を持込み、創業70年以上の歴史を誇るブラジルのブラタク製糸の絹糸が用いられています。日本における着物や帯の殆どは中国製の絹が用いられています。「ブラジル産の絹?」 消費者さんには馴染みがないと思いますし、その存在をご存じない方が多いかもしれません。しかし、高品質な絹は世界的な評価を得ており、事実 フランスの超一流ブランド「エルメス」の90%がブラタク製糸の糸が使用されているほどです。
ブラタク糸は、染料の染め付けが良い為 美しい発色を実現するとともに、しなやかな織物に仕上がるのです。
上質な絹糸を用いしっかりと打ち込まれた織物は、しっとりと手に吸い付くようなしなやかさが有り、締め心地の良さと高級感を生み出します。
となみ織物においてハイランクに位置付けられる「百楽」シリーズですので品質の良さも折り紙つきです。
西陣一流織元「となみ織物」
織りの一大産地「京都西陣」西陣工業組合登録NO452 高級帯の織元として全国の着物愛好家から絶大な人気を誇る老舗「となみ織物」嘉永3年(1850年)に組紐屋として創業し約170年の長きにわたり、西陣織の伝統を継承しながらも洗練された現代感覚の品を世に送り続けておられます。伝統に裏付けられた揺るぎない品質とセンスが、着物姿をより魅力的に仕上げてくれるに違いありません。

手先にも柄が織り出されています。
裏地はシンプルな素無地なのですが、表地と同様のしっかりとした打ち込みの織物ですので、表地との沿いもよく締め心地の良い帯に仕上がっています。
コストを抑える為に裏地の質を落とすことなく拘っておられるのは、名門の誇りと言えるでしょう。

西陣織の名門織元「となみ織物」着物愛好家なら誰もが知っている有名メーカーといっても過言では有りません。歌舞伎のメイク 隈取りの柄が整然と並べられた意匠は凛とした粋な印象をかもし出し、訪問着や色無地、付下げと言ったセミフォーマルな装いをお洒落感たっぷりの装いに仕上げ、また大島紬や結城紬などカジュアル着物を格調高く演出するなど様々なシーンでお楽しみいただけます。
展示会価格であれば間違いなく30万~40万円以上で販売されているお品ですのでお目に留まりましたら是非お手元にお迎えください。自信を持っておススメさせて頂きます。
スポットガーデン 筑摩和之
本品は胴巻から垂れ先にまで柄のある六通帯ですが、前帯の柄は正対している別腹の柄付けになっているのが嬉しいですね。
※写真と実物とはモニターや画像処理の関係上、若干異なる場合がございますので予めご理解ください。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、本ページに設置のオプションからそれぞれの項目をご注文と同時にお選びください。
【袋帯】
●仕立て代(帯芯含む)・・・5,400円
●ガード加工(水をはじく加工です)・・・3,240円
※国内手縫い仕立てです。
※お仕立て期間:約3週間