タダほど怖いものはない

無料!という響きに惹かれますか?

これはある着付け教室にまつわるお話です。

具体的な団体名は差し控えます。

【着付けを無料で教えます】
こんな着付け教室があったら行ってみたいですよね。
当然です。
でも、ボランティアでも無いのにどうしてタダで教えてくれるのでしょう? 着付けの先生の講師料も必要ですし、場所代も掛かります。 利益が0でも経費が必要なのに。

不思議ですね。

どこで利益を出しているのか。

カラクリはこう。

教室とは別に、研修会(勉強会やセミナー)を開いて産地や技法の勉強をさせてくれる機会が設けられます。
教室に通う際には、この勉強会に参加する事が条件となっています。
タダで着付けは教えてくれるし勉強会も開いてくれる。至れり尽くせりだと思いませんか?
 でも、ここからが問題なのです。

この勉強会には呉服問屋さんや産地メーカーの方々が参加して説明をしてくれるのですが、一通り終わるとそこから販売会がスタートします。

私が聞いたところでは、生徒さん3人ほどが参加して行われるようなのですが、その他に関係者が10名ほどいて囲い込みが始まるのだそう。
試着だけならタダだからと着物と帯を着せ付けられて、いきなり値段を提示されます。
誰も買うと言っていないのに支払い方法まで心配してくれる。
 一度試着をすると、首を縦に振るまで脱がせてもらえないような恐怖感に襲われ、分割払いならなんとか払えるか、、タダで着付けを教えて貰ってるから仕方ないか、、などと頭の中でグルグルと買う理由を探してしまう。

でもお値段は目が飛び出るほどの金額…
大抵、逸品級の品しか勧めてきませんし 他所より一桁違う価格設定。。。例え値引されたとしても下手するとKの新車が買えるほど… 
こんなのどこに着ていくの?というような豪華な着物と帯でも御構い無しに『どこでも着て行けるわよ!』と無責任な事を平気で、、
 ここで断るとどうなるか。

次回の教室でとっても居心地の悪いことに…

挙げ句の果てには
『買わないなら教室やめてくれても構わないのよ!』とまで言われ、何人も泣いて辞めていくとか…

嘘のようなホントの話なんです…
それならキッチリ着付けの受講料をとってくれた方が安心ですよね。
そういう教室が普通ですから。

まっとうな着付け教室の皆様申し訳ございませんm(__)m あくまでも一部の教室のお話です。

『タダほど怖いものはない』

典型的な事例です。
それなら ご購入の方には着付けやお着物の知識をお教えします。と、販売業を前面に出せばいいのにと思います。

最後に、これはごく一部のところの事例ですが、企業体で経営されている所は多かれ少なかれ呉服販売会で利益を出されている事が多いので、通われる際には事前にリサーチした方が賢明です。 もちろんそこで買ってはいけないというわけではなく、上手に利用してくださいね!

ご意見やご感想などございましたらお気軽に☆

店主  筑摩和之(ちくま かずゆき)