象更紗文様 井口博作
インド象と花唐草の柄が染め上げれた異国情緒漂うエキゾチックなデザイン。数百年前に栄えたアユタヤ王朝の文様をモチーフに京友禅の巨匠 井口博氏が染め上がました。
個性的な意匠を優しさと力強さ溢れる色彩で表現された美しさに思わず見入ってしまいます。花唐草の流麗な曲線美がしなやかな女性らしさを感じさせるのです。
蒔糊友禅で表現されたバックの班目模様が奥行きを生み出し豊かな表情を醸し出しています。
人間国宝 羽田登喜男に師事し京加賀友禅の技術を極めた井口博氏。日本画の基礎を学び独自の美意識や色彩感覚を盛り込んだ世界感をご堪能下さい。
付下げや色無地といったセミフォーなるな装いをお洒落テイストに仕上げるアイテムとして、紬の着物を上品カジュアルに着こなすアイテムとして幅広くコーディネートしてお楽しみください。
アユタヤ王朝
1351年-1767年 約400年間に渡って、現タイの中部 アユタヤを中心に繁栄したタイ族による王朝。中国 インドとヨーロッパの中間に位置する地の利から貿易を盛んに行い、琉球王朝との貿易も盛んでした。17世紀頃には日本との御朱印貿易により1,500人もの日本人が住む日本人町も存在したと伝えられており、日本との繋がりも深かったようです。
貿易によって富を得たアユタヤ王朝では中国やヨーロッパ、ペルシャなどの影響を受けた独自の華やかな文化が開花したのです。
存在感を放つ象
アユタヤ王朝において、象は移動手段であると同時に戦力というなくてはならない存在でした。歴代王は、支配下の地方都市から毎年のように野生の象を集めさせ、美しい象を選びそれ以外の象は森に返していたそうです。現在でも象を検分していた施設が残されています。
カラフルな色彩で染め上げられたデザインは製造コストと手間暇が掛かります。高額になりますが、それにも増して柄に深みが生まれ高級感あふれる作品に仕上がり着姿をより美しく演出してくれるのです。
金彩で縁どられた盛り上がりが柄を立体的に見せ上品な煌びやかさを演出してくれるのです。
蒔糊友禅
糯粉(もちこ)と糠(ぬか)、塩などを混ぜたものを捏ねて糊を作り、防染剤として用います。
細かく砕いた糊を生地の上に蒔き、その上から引き染めした後に糊を洗い落とすと糊のついた場所が白く染め抜かれます。
本品については、一度薄い色で無地染めした上から糊を蒔き再度色が重ね染めされていますので、染め抜かれた箇所が薄いグリーンになっています。
下の画像は生地の端です。
よく見ると、薄いグリーンと濃いグリーンの重ね染めになっているのがわかります。最初に薄いグリーンで引き染めし、その上から蒔糊し濃いグリーンを染めて蒔いた糊を落とすと薄グリーンの斑模様が現れます。
井口博
1961年…京都市生
1979年…京都市立 日吉ヶ丘高校 日本画科卒
1979年…人間国宝 羽田登喜男に師事
1991年…独立 工房設立
1992年…京都府工芸産業技術コンクール入選
羽田登喜男 国の重要無形文化財技術保持者 人間国宝京友禅の世界に本加賀友禅を融合させて独自の世界観を表現した友禅作家。代名詞とも言えるオシドリのデザインが人気を博します。2008年死去 享年97才
五泉塩瀬 高級生地
適度な張りとしなやかさを併せ持つ新潟県五泉市を産地とする高級塩瀬生地のスキっとした風合いと発色の良さが京友禅の美しさを余すところなく伝えてくれます。
現在では塩瀬生地を用いた染帯は生地値の高騰も相まって生産数が激減し希少品と言っても過言では有りません。
引き染め
仕立ててしまえば分かりませんが、地染の端の境目が曲線状に染まっているのがご確認いただけます。これは「引き染め」と呼ばれる技法を用いて地色を染めているからです。安価なお品は染料に生地を浸けこみ染めますので生地全てに色が付きます。また捺染と呼ばれる機械染めの場合は色の境目がくっきり直線に現れます。
一方、引き染めは生地を伸子張りし刷毛を使って染めていくことで糸に染料が深く入り込み、深みの有る色にしっかりと染まるとともに、色落ちの心配も軽減されるのが特徴です。
井口博作 友禅染九寸名古屋帯。お太鼓という限られた空間に染め上げられたエキゾチックな象と花唐草の更紗文様が個性豊かなでお洒落な着姿を演出します。高井口博氏の世界をご堪能下さい。当店では通常取り扱うことのないアイテムを期間限定にて特別販売させて頂きます。自信をもっておススメしますのでお目に留まりましたらお見逃しなくお迎えください。
※ご覧のモニター環境などにより若干色が違って見える場合がございます。
※価格にはお仕立て代は含まれておりません。本ページ内のオプションから選択し商品と同時に購入してください。
【お仕立てについて】
お仕立てをご希望の場合はオプションにて各項目からお選びください。
※お仕立て不要の場合は「仕立て不要」を選択してください。
【お仕立て期間】
・・・名古屋帯仕立て:約4週間
・・・開き仕立て/松葉仕立て:5週間
※年末年始 GW お盆など長期休暇を挟む場合は7日~10日ほど余分にかかります。またお仕立てが混みあう場合も納期が遅れる事がございますのでご了承ください。
※ご注文完了後に発送予定日をメールにてご連絡させていただきます。本品は帯芯との滑りを軽減する「起毛芯」をお勧めします。
※オプション選択からご指定下さい・・・プラス1,080円
・お仕立て方法 価格
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って帯芯を入れて仕立てます。
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き(平)仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平ら(袋帯の形)にして芯を入れて仕立てます。
手先から胴巻きの部分に裏地は付けません
3「開き(平)仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(綿モス)をつける仕立て方法。
※裏地の色はお任せになります。
【帯ガード加工】
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
※水分を弾く加工です。
・国内手縫い仕立てです。
★ご不明点がございましたらお気軽にお問合せ下さい 。