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控えめで有りながらもその存在感をさりげなくかもし出すとても美しい沖縄の伝統工芸品「知花花織」
経浮織の技法で織り出された模様が他の花織とは一線を画する麗美な趣が感じられます。
【産地】沖縄県
【品質】絹100%
【製造者】大城留美子
【使用染料】五倍子・ガジュマル・ローズマリー・化学染料
【長さ】約530cm
【着用時期】袷:10月~翌年5月頃 単衣:9月・5月頃~6月
沖縄に伝承される花織と言えば「首里」「読谷山」「南風原」という名前が浮かんでくると思います。
「知花(ちばな)」花織は他の花織ほどメジャーではないかもしれませんが18世紀の時代より旧美里村(現在は沖縄市)の知花・登川・池原などで織継がれてきました。第二次世界大戦において壊滅的な状況に追い込まれ一度はその技術が途絶えていました。しかし、現地の方々の努力により現代に蘇り平成24年7月に経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定され現在に至っています。
その昔、旧暦の8月14日に行われるンマハラシー(競馬)や8月15日に行われるウスデーク(五穀豊穣を祈願する女性のみの円陣踊り)の晴着として着用されていました。
その花織が他の地域のものと最も異なる技法が「経浮織」で柄を織り出しているとう事です。
一般的な花織が緯糸(よこいと)によって柄を表現しているのに対して「知花花織」は経糸で柄を表現しています。その技法によって本品のようなタテに2色の花織の柄がスッキリと表現できるのです。
下の写真で左手が表から見たもの、右手が裏から見たもので、裏から見ると柄となる糸が縦方向に走っているのがわかります。
優しいベージュ・薄グリーンのかすかな経縞の帯地に藍色と紫の引き締まった花織のコントラストがスッキリとした印象と品の良さを感じさせてくれます。
ざっくりとした紬糸ではなく、光沢のある生糸(節のない均質な連続した絹糸)を使用していますので、真綿系の紬の着物から大島紬はもちろん、小紋といった縮緬の着物やお召しなどとも幅広く相性良くコーディネートしてお楽しみいただけます。
手織りで製織されたしなやかさは、機械織では感じることの出来ない人の温もりを実感していただけることでしょう。
ぱっと見のインパクトはありませんが、柄の着物から無地の着物までお洒落に組み合わせていただけるとともに、じっと見つめていても飽きの来ない、いえ見れば見るほどその美しさに目を奪われるにちがいありません。
人とは違った花織が欲しい、またご自身がお持ちのものとは違った花織を手に入れたい方には是非お勧めしたい「知花花織 経浮織」の九寸名古屋帯です。
※写真と実物ではモニター環境などにより若干色が違って見える場合がございます。
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【お仕立てについて・・】
お仕立てをご希望の場合はオプションにて各項目からお選びください。
国内仕立て お仕立て期間:約20日
※ご注文完了後に発送予定日をメールにてご連絡させていただきます。
※お急ぎの場合はご注文前に到着希望日をご連絡下さい。
・お仕立て方法:
【九寸名古屋帯】
1「名古屋帯仕立て」5,400円
手先からお太鼓までを半分に折って芯を入れて仕立てる
※最も一般的なお仕立て方法です。
2「開き仕立て(裏地無し)」9,720円
手先を半分に折らずに全て平ら(袋帯の形)にして芯を入れて仕立て、手先から胴巻きの部分に裏地をつけない
3「開き仕立て(裏地付き)」12,420円
2の開き仕立てで裏地(モス)をつける仕立て
※裏地の色はお任せになります。
(帯ガード加工)
・雨やお食事時にも安心のガード加工:3,240円
※国内手縫い仕立てです。
★ ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい 。
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★★無料で出張も承ります。★★ (大阪市内から100キロ圏内)。
実物を手に取って確認なさりたい場合にはお気軽にお問合せ下さい。
※その場でのクレジットカード決済も可能です。 |
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