本場琉球 首里花織
可愛く そして 格好良く
南国琉球に伝承される手織り物
ハイセンスな多色ストライプに可憐な花織
綿と和紙を用いた天然の味わいとスキっとした張り
人とは違った個性を引き立てます。
【産地】沖縄県
【品質】縦糸・柄糸：綿 緯糸：和紙
【製造者】石原里恵
【染色】化学染料・草木染料(福木・ログウッド)
【技法】手織り 首里花織 手花
【着用時期】9月～翌年6月（袷～単衣)
【長さ】約530cm
何というお洒落さ 店主 筑摩も一目惚れし即仕入してしまいました。
12色使いの縦ストライプに可憐な花織のデザインはパッと目を引くのですが それでいて調和のとれたバランスの良さを感じさせ製作者 石原里恵氏の配色センスの良さが際立っているのです。ブルー系からグリーン そして黒の中に色鮮やかなピンクの一本縞をアクセントとして入れるあたり 他の花織の帯とは明らかに一線を画する個性とお洒落さを放っていると感じませんか。そして花織の美しいグラデーションが立体感を生み出すとともに優雅な印象を付け加えています。
手花(てぃばな)と呼ばれる高度な技術で配された花織のデザイン 14世紀～15世紀頃 琉球王朝の頃より伝承される首里織の技は 工芸品の宝庫と称される沖縄の手織物の中に有ってもワンランク上の趣きを漂わせるのです。
カジュアルさの中にも気品と言う上質感をかもし出す。これぞ本場琉球首里織物の魅力と言っていいでしょう。
本品はタテ糸と柄糸には綿糸を ヨコ糸には和紙糸が用いられており 天然の趣き深さを感じさせるとともに 和紙の質感と適度な張りによりパリッとした風合いなのですが それは決して硬さがある心地の悪いパリッと感ではなく 弾力性がある安心感と温もり そして締め心地の良さを生み出しているのです。
そこには 緯糸をしっかりと そして繊細に打ち込まれた手織りの熟練の技が必要であることは言うまでもありません。
製作者である石原氏は若い職人ではなく 言葉は悪いですが年配の方です。ハッキリとした御歳は存じ上げないのですが数十年のキャリアに培われた確かな技術と 配色 デザインのセンスの良さが融合して出来上がった織物なのです。
手花(てぃばな)花織
本品の柄部分は手花花織と呼ばれる技法で表現されています。柄の部分にだけ柄糸を織り込むことで自由自在に様々な色柄を織り出すことが可能となり 高度な技術を要し 非常に手間暇の掛かる技法です。
※柄を裏から見ると その部分だけに柄糸が織り込まれていることが分かります。様々な色で自由に柄を表現することが出来ます。
染織の宝庫 沖縄に伝承される手織り物 首里織
現代的なセンスの色柄がアクセントとなり着物姿をグッとお洒落な印象に仕上げ、伝統の確かな技に裏付けられた上質感はワンランク上の着姿を演出してくれるに違いありません。
最後に一点だけ注釈しておきます。
本品は首里織の組合の検査を通していませんので首里織組合発行の証紙は貼付されておりません。お太鼓の返し部分の長さが組合独自の既定よりも約10cmほど短く製織された為 検査に出されなかったのが理由なのですが お太鼓の長さは3尺取れますのでお仕立てされても全く問題ございませんし 難ものではございません。織上がりの長さは約530cmと十分ございます。
ゆえに石原氏の他の製品とお値段は同じですので念のためお知らせさせて頂きます。因みに何故 既定よりも短く織り上げられたの理由は「うっかりと。」だそうです(^-^; 石原さんの御愛嬌と思ってご理解ください(^^;
※この件に関して敢えて申し上げる必要もなかったのですが 証紙が貼付されていない事を疑問に思われる方もおられると考えご説明させて頂きました。本品以外にも他のデザインの帯があり それらには組合証紙が貼付されていましたが、このお柄に一目惚れしたため 仕入れてきた次第です。
※モニター環境などにより写真と実物では若干色目が異なって見える場合がございます。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、オプションからそれぞれの項目をお選びください。
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【お仕立てについて】
【八寸名古屋帯】
１「松葉仕立て」
1,620円
手先から約38cm（1尺）半分に折ってかがります。
※最も一般的なお仕立て方法です。
※手先が半分になっているので締めやすくなっています。
２「平仕立て」
1,620円
手先を半分に折らずに全て平らのまま仕立てます。
※胴巻部分の帯巾を調節したい方におすすめです。
【ガード加工】※水をはじく加工です。
3,240円
※帯は国内ミシン仕立てです。
※手縫いをご希望の場合には別途3,240円かかります。（オプションより選択）
※お仕立て期間 約20日
