「見て楽しむ」「着て楽しむ」を信条として伝統の手織りの技術で現代的な配色とデザインを表現した織物作家【小岩井カリナ】作 伝統工芸【信州 上田紬 八寸名古屋帯】 2016年12月 上田紬で女性最年少の"伝統工芸士"の試験に合格。
【産地】長野県 上田市
【品質】絹100%
【製造元】小岩井紬工房
【製作者】小岩井カリナ
約400年ほど昔、真田家が上田城を築城した時から織り始められた【真田紬】が発祥と言われる【信州 上田紬】伊那紬・飯田紬・松本紬と合わせて信州紬と呼ばれます。
先染めの糸をストライプ模様に横段縞を組み合わせたデザインは手織りの技で丁寧に織り上げられています。
あくまでも手織りにこだわり制作を続ける【小岩井紬工房】さん。力織機(機械で緯糸を打ち込む)では生み出すことの出来ない柔らかでしなやかな風合いの織物に仕上げる為には熟練の技術が必要とされます。
手織りであれば全て良いものということは決してありません。確かな技術力がなければ、ただのくたっとした腰のない織物になってしまいます。
地厚な帯地でありながら硬さのない柔らかで温かみのある手触りは、長年に渡る技の伝承と職人さんの並々ならぬ努力によって初めて感じていただけるものなのです。
製作者「小岩井カリナ」氏の経歴からくる感性から生まれた絹布は、絶妙で繊細な配色で現わされたストライプに立体感を感じさせる横段のデザインが、紬の素朴さ伝統美とともに、現代風の雰囲気で、都会の街中でもしっくりと溶け込みます。落ち着きと優しさが感じられ、お若い方から大人の女性までお使いいただける素敵なアイテムではないでしょうか。
昭和の初めから織物業を営む家庭で生まれ育った小岩井カリナさん。幼いころからお芝居に憧れ大学卒業後は劇団に入団され、約6年に渡りお芝居一筋の生活を送られていましたが将来への不安を感じてその道から離れられました。
その後、数カ月間かけてヨーロッパを廻り各地の伝統に触れる事で家業である織物業の素晴らしさに気づかれたそうです。
その伝統文化を誇りに思い自分たちの世代が受け継ぎ次世代に継いでいかねばならいという使命を同時に感じ上田紬製造の道に進まれました。
生まれた時から機織りの音を聞くのが当たり前の環境の中、一度は家を出て違った道へと進まれたからこそ、上田紬の素晴らしさを本当の意味で感じられたのでしょう。
製作者のバックグラウンドを感じる事で更に愛着がわいてくるのも手織りの魅力でもありますね。
あくまでも手織りにこだわり続けて織継がれる織物「信州上田紬」の温もり、素朴さ、そして小岩井カリナさんの新しい世代の感性が吹き込まれた名古屋帯を是非お手元にお迎えいただければ幸いです。
小岩井カリナ
1972年 長野県生まれ。
大学在学中、北京に1年間留学。広大な中国の様々な土地を訪れシルクロードが日本に続いていたことを肌で感じる。
卒業後、劇団前進座に入座し、全国を巡演する中、日本の伝統芸能や着物の所作を学ぶ。
退団後、アイルランドに留学。土地と自然の美しさに触れ、あらためて日本文化の美しさを知る。それを自由に上田紬に表現していきたいと2004年染色の世界に入り2016年12月【伝統工芸士】試験に合格2017年2月認定。
※写真と実物とはモニターや画像処理の関係上、若干色目が異なって見える場合がございますので予めご理解ください。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、オプションからそれぞれの項目をお選びください。
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【お仕立てについて】
【八寸名古屋帯】
1「松葉仕立て」
1,620円
手先から約38cm(1尺)半分に折ってかがります。
※最も一般的なお仕立て方法です。
※手先が半分になっているので締めやすくなっています。
2「平仕立て」
1,620円
手先を半分に折らずに全て平らのまま仕立てます。
※胴巻部分の帯巾を調節したい方におすすめです。
【ガード加工】※水をはじく加工です。
【お仕立て+ガード加工】
4,860円
※帯は国内ミシン仕立てです。
※手縫いをご希望の場合には別途3,240円かかります。(オプションより選択)
※お仕立て期間 約20日
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★★無料で出張も承ります。★★
(大阪市内から100キロ圏内)。
実物を手に取って確認なさりたい場合にはお気軽にお問合せ下さい。
※その場でのクレジットカード決済も可能です。
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