店主のつぶやき 業界裏話
メーカー様 ご迷惑をお掛けしてすみませんm(__)m
スポットガーデン 筑摩和之です
先日の出来事
日頃からお世話になっているメーカーさんから電話がありました。
「ちょっとお願いがあるのですが」
「実は筑摩さんの所で販売されている当社の品の価格の件なんです」
「得意先様からクレームがありまして。。」
『あぁーいつか来ると思っていたけど遂にかぁー』直ぐにピンときました。
その品は呉服屋さんの展示会メインで販売されており、当店の3倍ほどの価格設定の所が多くそのどこかの呉服屋さんが当店のホームページを見て展示会との価格差の大きさからメーカーさんに何とかするように要望があったのです。
当店のように買い取りではなく、販売アドバイザーとしてメーカー様が出向き委託(貸し出し)条件での取引なら当然原価は大きく違いますから当店の価格が委託条件での仕入れ値になっても不思議ではありません。
と言うことで。
「現在在庫で販売されている商品の価格を上げる事はできないでしょうから、それはクレームを言ってきた呉服屋さんにも納得してもらいました。ただ、参考価格を現在18万にされていると思うのですがそれを24万にしていただきたいのです。それから品切れの商品で受注や取り寄せ可能にされているものの価格は分からないようにして頂きたいんです。」
一般呉服店参考価格は少し控えめな売価設定にしているので実際には25万前後で展示会販売されているということです。
実際メーカー様としても店頭だけで販売しているのであれば幾らで販売しても構わいのですが、ネット通販で価格をオープンにされるのは迷惑なはずです。
それでも私と昔からの繋がりがあるので一概に価格を出さないで欲しいとは今まで言われませんでしたが、メーカーさんの主力得意先から言われたら流石に私にお願いせざるを得なかったのでしょう。もし私が全て商品を引き受けるとか完全オリジナルの柄をオーダーするのならそこまで問題にならないのですが流石に私もそこまでの余力はありません。
展示販売会で購入された消費者さんが万が一 他店のネット通販で遥かに安く販売されているのをご覧になったらそれこそ大問題ですから。
確かに25万前後の値札をつけていても実際には値引きをしてもっとお安い価格で購入されているとは思いますが、それでも遥かに安いんです。接客されて値引してもらってお得に買えたと思ったのに。。
でもこれはその呉服屋さんが悪いわけではありません。消費者さんは当店よりも沢山の商品の中から選べるわけですし色柄の選択の幅はグッと広がります。呉服屋さんにしても多くの品を買い取り仕入するわけにはいきませんし 様々な経費を考えるとそれくらいの価格設定をしなければ経営が成り立たないということです。
そんなこんなで私もメーカーさんにご迷惑をお掛けするわけにもいきませんので参考価格を上げ「お取り寄せ価格はお問合せ下さい」に変更させて頂きました。
具体的な商品名はここでは控えさせていただきますが「お取り寄せ価格」を伏せたままにしておいてもお客様に不親切ですので価格は当店会員様ページにてご案内させて頂きました。
商品はこちら>>
先日の出来事
日頃からお世話になっているメーカーさんから電話がありました。
「ちょっとお願いがあるのですが」
「実は筑摩さんの所で販売されている当社の品の価格の件なんです」
「得意先様からクレームがありまして。。」
『あぁーいつか来ると思っていたけど遂にかぁー』直ぐにピンときました。
その品は呉服屋さんの展示会メインで販売されており、当店の3倍ほどの価格設定の所が多くそのどこかの呉服屋さんが当店のホームページを見て展示会との価格差の大きさからメーカーさんに何とかするように要望があったのです。
当店のように買い取りではなく、販売アドバイザーとしてメーカー様が出向き委託(貸し出し)条件での取引なら当然原価は大きく違いますから当店の価格が委託条件での仕入れ値になっても不思議ではありません。
と言うことで。
「現在在庫で販売されている商品の価格を上げる事はできないでしょうから、それはクレームを言ってきた呉服屋さんにも納得してもらいました。ただ、参考価格を現在18万にされていると思うのですがそれを24万にしていただきたいのです。それから品切れの商品で受注や取り寄せ可能にされているものの価格は分からないようにして頂きたいんです。」
一般呉服店参考価格は少し控えめな売価設定にしているので実際には25万前後で展示会販売されているということです。
実際メーカー様としても店頭だけで販売しているのであれば幾らで販売しても構わいのですが、ネット通販で価格をオープンにされるのは迷惑なはずです。
それでも私と昔からの繋がりがあるので一概に価格を出さないで欲しいとは今まで言われませんでしたが、メーカーさんの主力得意先から言われたら流石に私にお願いせざるを得なかったのでしょう。もし私が全て商品を引き受けるとか完全オリジナルの柄をオーダーするのならそこまで問題にならないのですが流石に私もそこまでの余力はありません。
展示販売会で購入された消費者さんが万が一 他店のネット通販で遥かに安く販売されているのをご覧になったらそれこそ大問題ですから。
確かに25万前後の値札をつけていても実際には値引きをしてもっとお安い価格で購入されているとは思いますが、それでも遥かに安いんです。接客されて値引してもらってお得に買えたと思ったのに。。
でもこれはその呉服屋さんが悪いわけではありません。消費者さんは当店よりも沢山の商品の中から選べるわけですし色柄の選択の幅はグッと広がります。呉服屋さんにしても多くの品を買い取り仕入するわけにはいきませんし 様々な経費を考えるとそれくらいの価格設定をしなければ経営が成り立たないということです。
そんなこんなで私もメーカーさんにご迷惑をお掛けするわけにもいきませんので参考価格を上げ「お取り寄せ価格はお問合せ下さい」に変更させて頂きました。
具体的な商品名はここでは控えさせていただきますが「お取り寄せ価格」を伏せたままにしておいてもお客様に不親切ですので価格は当店会員様ページにてご案内させて頂きました。
商品はこちら>>
- 2020.03.28
- 10:15
着物・帯|参考価格って難しい。|着物セレクト専門店スポットガーデン。
スポットガーデン 筑摩和之です
着物や帯 値段の妥当性ってプロでも判断するのは難しいものです。
私も20年ほどこの業界に身を置いていますが、着物屋ごとの価格差を自分の目で見たりお客様から情報を教えて頂いたり日々実感しています。
この価格差はどこからくるのでしょう?
それは呉服屋には様々な形態のお店があり、以下のような違いがあるからなんです。
「呉服屋によって必要とする利益率が大きく違う」
「商品入手ルートや仕入れ条件が全く違う」
「その商品が他社とどういう競合状況なのか」
洋服の場合はデパートやディスカウントストアー ファストファッション系など業態ごとに商品が住み分けされ またそれぞれ価格相場が存在します。少しでも安く購入したい場合はデパートや高級専門店に行きませんし 高くても高品質のものが欲しければディスカントストアーやファストファッション系の店には行かないでしょう。
高級インポートブランドなら定価が設定されており販売店も整理されています。
また商品の良し悪しはショップのネームバリューや製造メーカーを頼りに判断する事も出来ます。何より洋服は子供の頃から慣れ親しんでいて今まで沢山のお店を見て沢山の商品を手に取り日常的にお召しになりそして購入されています。ゆえに購入するときに価格の安さや高さを判断しやすいと言えます。
また馴染みのショップで購入される事も多いでしょう。
一方呉服はどうでしょうか?
第1に自分の行動範囲の中で呉服屋を選べるほど店舗数が無いのでは?
一握りの大都市であればで呉服屋がそこそこ有りますが、殆どのところは地元の商店街に1店舗あるかどうか 大型ショッピングモールにチェーン店が1店舗と言った感じでしょうか。また着物通販大手や着付け教室絡みの展示会など。
これでは1つのアイテムを比較することが出来ませんね。
「この着物や帯は他の呉服屋さんではいくらで販売されているのだろう?」
そう思っても全く分からない為 結局のところ呉服屋さんの言い値で購入せざるを得ないのでは?
現在ではネットやSNSが普及しネット検索すればある程度の価格は分かるのですが、色柄が全く同じで素材も同じでなければA店の着物とB店の着物が同じランクのものなのか そうではないのか一般の方では判断できません。私たちプロでも自分が実際に取り扱った事が無いものは判断できない場合が多いのですから。
それもネットに詳しい商品情報が記載されているというのが前提ですので漠然と抽象的にしか記載されていない商品の場合は尚更判断が難しくなります。
そういった事から「参考価格」として、その商品の相場価格はどれくらいなのかをお伝えしているのですが、定価が決まっていない呉服においてはその参考価格の幅が広すぎるのです。
(※元値表示は景品表示法で一定の基準がなければ出来ない為、厳密にいえば参考価格などという表示の仕方は禁止されています。(当店のように楽天やアマゾン ヤフーショッピングなどのモールに出店しておらず また小さなお店は公正取引委員会の目に留まることもないので こっそりと。。)
話を「参考価格の幅」に戻しますが、最初にご説明したように呉服屋の必要利益率が業態によって大きく異なり 更に仕入ルートや仕入条件の複雑さも加わり驚くほどの価格差になってしまうのです。
A呉服店で10万円の着物がB呉服店では50万なんて事は決して珍しく有りません。
こんな実話があります。
ある消費者さんが町の呉服屋さんで30万で購入した全く同じ帯がネット通販で38,000円で販売されていることを知り大クレームになりました。
これこそが必要利益率と仕入れルート及び条件の違いからくる最たる事例です。
少しだけ説明しますと。
30万で販売した呉服屋さんの商品の流れ。
メーカー原価25,000円の帯をメーカーが問屋へ50,000円(2倍)で貸し出し→問屋は50,000円で借りた品を100,000円(2倍)で呉服屋に貸し出し→100,000円で問屋から借りた品を呉服屋が300,000円(3倍)で販売したということです。
呉服業界における委託(借りる)条件取引では、この商品の流れと倍率は一般的な法則なのです。
「着物の価格は2×3=6」という過去のつぶやきがありますが問屋は仕入れ原価の2倍で呉服屋に貸し 呉服屋はこのまた3倍で販売するのです。更にこの事例のように問屋もメーカーに商品を借りていれば2×2×3=12とメーカー原価の12倍の価格になってしまいます。
この事例の場合は25,000円のメーカー製造原価の12倍 30万円の価格になったということです。
一方 買取取引であればメーカー原価は25,000円ですのでネット通販が38,000円で販売していたとしても決してあり得ないことではないのです(誰も儲かりませんが)
ではこの場合の参考価格は一体いくらなのか?
一般呉服店の参考価格300,000円
ネット安売り店の参考価格38,000円
実にこれだけの差が生まれ、どちらを採用するべきなのか悩むのです。
ですのでこういった場合には敢て参考価格を表示しないこともあります。
参考価格って一体。。ですね。。
また参考価格は私の仕入原価とリンクしているとは限らない場合があります。
商品によってはどこにでも出回らないものがあるのです。
例えば個人作家さんの商品などは生産数が少ない為 商品を経由する問屋さんが専門店を得意先とする1社ないしは2社のみという場合 その問屋さんと取引のないチェーン店や安売り通販 また街の呉服屋さんには商品が流れず 限られた専門店にしか商品が並びません。そして専門店はチェーン店や一般的な呉服屋ほど利益率は高くありません。
ですので仮に10万で仕入れたものを一般的な呉服屋が30万(値引きを前提とすればもっと高く)で価格設定するものを 専門店では20万ほどで販売しているといった具合です。(あくまでも一般的な価格です)
つまり一般的な呉服屋やチェーン店に流れないような品は同じ仕入原価でも参考価格は安くなるのです。
ややこしいですが解りますか?
これ以上詳しくお話すると色々と差し障りが有るのでこの辺りのご説明に留めておきますが、参考価格の設定には悩みます。
本当は参考価格など表示しない方が混乱せずに分かりやすいのかもしれませんが、安く売っているから他店で高く売っている品よりも低ランクの物なのだと誤解されてはお客様も私も得をしないので敢えて一般参考価格として そして少し控えめに表示させて頂いています。
またネット通販で安売りの材料にされているような品の場合は参考価格を表示しておりません。ネット検索で調査して一番安い価格とほぼ横並びになるように価格設定しています。
参考価格は適正価格とは違います。
適正価格とは維持継続して商品の供給と需要が続いていく価格です。
薄利で安く売り過ぎれば消費者にとっては嬉しいことですが、小売屋もメーカーも疲弊して倒産してしまいますし、必要以上の利益を取り過ぎて高い値段設定をすれば売れずに倒産してしまいます。
この呉服屋は他所よりも高い そう思える場合も その価格で売らなければ経営が成り立たないのであって、決して暴利を貪っているわけでは有りません。
呉服業界の給料ってメーカー・問屋・小売屋も本当に安いんです。
しかし、絶対的な消費者数の少なさと必需品ではないことによる購買頻度の低さ そしてお客様への「おもてなし」と称する(サービス)や広告に係る経費といった理由などにより仕方の無い事なのかもしれません。
着物を上手に購入するのは本当に難しいのです。
一度の失敗が取り返しのつかない程の高額ローンを抱えてしまうこともあります。
そうならない為にも価格の相場というものを「参考価格」として当店のサイトを通じてお伝えできればと考えています。
安心して着物や帯を購入する為に1番手っ取り早いのは信頼できるお店を見つけることなのですが。
今日はここまで
スポットガーデン 筑摩和之
LINEのお友達登録お願いします☆彡
お問合せなどにご利用ください。

着物や帯 値段の妥当性ってプロでも判断するのは難しいものです。
私も20年ほどこの業界に身を置いていますが、着物屋ごとの価格差を自分の目で見たりお客様から情報を教えて頂いたり日々実感しています。
この価格差はどこからくるのでしょう?
それは呉服屋には様々な形態のお店があり、以下のような違いがあるからなんです。
「呉服屋によって必要とする利益率が大きく違う」
「商品入手ルートや仕入れ条件が全く違う」
「その商品が他社とどういう競合状況なのか」
洋服の場合はデパートやディスカウントストアー ファストファッション系など業態ごとに商品が住み分けされ またそれぞれ価格相場が存在します。少しでも安く購入したい場合はデパートや高級専門店に行きませんし 高くても高品質のものが欲しければディスカントストアーやファストファッション系の店には行かないでしょう。
高級インポートブランドなら定価が設定されており販売店も整理されています。
また商品の良し悪しはショップのネームバリューや製造メーカーを頼りに判断する事も出来ます。何より洋服は子供の頃から慣れ親しんでいて今まで沢山のお店を見て沢山の商品を手に取り日常的にお召しになりそして購入されています。ゆえに購入するときに価格の安さや高さを判断しやすいと言えます。
また馴染みのショップで購入される事も多いでしょう。
一方呉服はどうでしょうか?
第1に自分の行動範囲の中で呉服屋を選べるほど店舗数が無いのでは?
一握りの大都市であればで呉服屋がそこそこ有りますが、殆どのところは地元の商店街に1店舗あるかどうか 大型ショッピングモールにチェーン店が1店舗と言った感じでしょうか。また着物通販大手や着付け教室絡みの展示会など。
これでは1つのアイテムを比較することが出来ませんね。
「この着物や帯は他の呉服屋さんではいくらで販売されているのだろう?」
そう思っても全く分からない為 結局のところ呉服屋さんの言い値で購入せざるを得ないのでは?
現在ではネットやSNSが普及しネット検索すればある程度の価格は分かるのですが、色柄が全く同じで素材も同じでなければA店の着物とB店の着物が同じランクのものなのか そうではないのか一般の方では判断できません。私たちプロでも自分が実際に取り扱った事が無いものは判断できない場合が多いのですから。
それもネットに詳しい商品情報が記載されているというのが前提ですので漠然と抽象的にしか記載されていない商品の場合は尚更判断が難しくなります。
そういった事から「参考価格」として、その商品の相場価格はどれくらいなのかをお伝えしているのですが、定価が決まっていない呉服においてはその参考価格の幅が広すぎるのです。
(※元値表示は景品表示法で一定の基準がなければ出来ない為、厳密にいえば参考価格などという表示の仕方は禁止されています。(当店のように楽天やアマゾン ヤフーショッピングなどのモールに出店しておらず また小さなお店は公正取引委員会の目に留まることもないので こっそりと。。)
話を「参考価格の幅」に戻しますが、最初にご説明したように呉服屋の必要利益率が業態によって大きく異なり 更に仕入ルートや仕入条件の複雑さも加わり驚くほどの価格差になってしまうのです。
A呉服店で10万円の着物がB呉服店では50万なんて事は決して珍しく有りません。
こんな実話があります。
ある消費者さんが町の呉服屋さんで30万で購入した全く同じ帯がネット通販で38,000円で販売されていることを知り大クレームになりました。
これこそが必要利益率と仕入れルート及び条件の違いからくる最たる事例です。
少しだけ説明しますと。
30万で販売した呉服屋さんの商品の流れ。
メーカー原価25,000円の帯をメーカーが問屋へ50,000円(2倍)で貸し出し→問屋は50,000円で借りた品を100,000円(2倍)で呉服屋に貸し出し→100,000円で問屋から借りた品を呉服屋が300,000円(3倍)で販売したということです。
呉服業界における委託(借りる)条件取引では、この商品の流れと倍率は一般的な法則なのです。
「着物の価格は2×3=6」という過去のつぶやきがありますが問屋は仕入れ原価の2倍で呉服屋に貸し 呉服屋はこのまた3倍で販売するのです。更にこの事例のように問屋もメーカーに商品を借りていれば2×2×3=12とメーカー原価の12倍の価格になってしまいます。
この事例の場合は25,000円のメーカー製造原価の12倍 30万円の価格になったということです。
一方 買取取引であればメーカー原価は25,000円ですのでネット通販が38,000円で販売していたとしても決してあり得ないことではないのです(誰も儲かりませんが)
ではこの場合の参考価格は一体いくらなのか?
一般呉服店の参考価格300,000円
ネット安売り店の参考価格38,000円
実にこれだけの差が生まれ、どちらを採用するべきなのか悩むのです。
ですのでこういった場合には敢て参考価格を表示しないこともあります。
参考価格って一体。。ですね。。
また参考価格は私の仕入原価とリンクしているとは限らない場合があります。
商品によってはどこにでも出回らないものがあるのです。
例えば個人作家さんの商品などは生産数が少ない為 商品を経由する問屋さんが専門店を得意先とする1社ないしは2社のみという場合 その問屋さんと取引のないチェーン店や安売り通販 また街の呉服屋さんには商品が流れず 限られた専門店にしか商品が並びません。そして専門店はチェーン店や一般的な呉服屋ほど利益率は高くありません。
ですので仮に10万で仕入れたものを一般的な呉服屋が30万(値引きを前提とすればもっと高く)で価格設定するものを 専門店では20万ほどで販売しているといった具合です。(あくまでも一般的な価格です)
つまり一般的な呉服屋やチェーン店に流れないような品は同じ仕入原価でも参考価格は安くなるのです。
ややこしいですが解りますか?
これ以上詳しくお話すると色々と差し障りが有るのでこの辺りのご説明に留めておきますが、参考価格の設定には悩みます。
本当は参考価格など表示しない方が混乱せずに分かりやすいのかもしれませんが、安く売っているから他店で高く売っている品よりも低ランクの物なのだと誤解されてはお客様も私も得をしないので敢えて一般参考価格として そして少し控えめに表示させて頂いています。
またネット通販で安売りの材料にされているような品の場合は参考価格を表示しておりません。ネット検索で調査して一番安い価格とほぼ横並びになるように価格設定しています。
参考価格は適正価格とは違います。
適正価格とは維持継続して商品の供給と需要が続いていく価格です。
薄利で安く売り過ぎれば消費者にとっては嬉しいことですが、小売屋もメーカーも疲弊して倒産してしまいますし、必要以上の利益を取り過ぎて高い値段設定をすれば売れずに倒産してしまいます。
この呉服屋は他所よりも高い そう思える場合も その価格で売らなければ経営が成り立たないのであって、決して暴利を貪っているわけでは有りません。
呉服業界の給料ってメーカー・問屋・小売屋も本当に安いんです。
しかし、絶対的な消費者数の少なさと必需品ではないことによる購買頻度の低さ そしてお客様への「おもてなし」と称する(サービス)や広告に係る経費といった理由などにより仕方の無い事なのかもしれません。
着物を上手に購入するのは本当に難しいのです。
一度の失敗が取り返しのつかない程の高額ローンを抱えてしまうこともあります。
そうならない為にも価格の相場というものを「参考価格」として当店のサイトを通じてお伝えできればと考えています。
安心して着物や帯を購入する為に1番手っ取り早いのは信頼できるお店を見つけることなのですが。
今日はここまで
スポットガーデン 筑摩和之
LINEのお友達登録お願いします☆彡
お問合せなどにご利用ください。
- 2019.11.27
- 08:38
季節の帯選びで最近思うこと
スポットガーデン 筑摩和之です。
台風がまた接近していますね。秋の気配は感じますがまだまだ日中は汗ばむ陽気です。
今の季節は袷せの着物ですが、この気候だと単衣でも暑いくらいですね。洋服では半袖の人も見かけますので当然です。
ところで皆さんはお出掛けされる時 どういう基準で着物選びをされますか?
一応のルールでは10月~翌年の5月が袷せの着物 6月・9月は単衣の着物 7月8月は夏物(薄物や麻)とされています。しかし近年は4月末や10月に袷せを着ると汗ダクになってしまう程の気候ですのでお召しになる日の気温によって夏物 単衣 袷せ どの着物にするかの選択をされると思います。
そして着物に合わせて帯を選ばれるでしょう。
ここで私が最近思う事をつぶやいてみます。
先程申し上げたように着物はお召しになる日の気温によって着物選びをされるでしょう。ドレスコードが定められていない普段のお出かけであれば真冬でも単衣の着物を着たって全然問題有りません。実際にそういう方もおられます。
では帯選びについてはどうでしょうか?帯は着物と比べると季節が曖昧です。大きく分けると夏用とそれ以外の2種類です。夏物よりも透け感を抑えた単衣向きに作られた帯も有りますが、それほど単衣用の帯は流通していませんので単衣の着物には袷用の帯と夏帯を使い分けておられると思います。
夏はやはり暑いので夏用の帯を使用する事は理にかなっています。でも、秋や冬に夏用の帯をしてはいけないのでしょうか?特に10月のように日中30度を超えるような日など夏帯でも良いのでは?そう考えると着物も夏物で良いような気もします。半袖のシャツの人も多く居られるのですから。まぁ流石に着物も夏物にするのは抵抗感があるかもしれませんが、帯で暑さ対策しても罪は無いと思うのです。
「気温に関係なく暦通りに着る事が粋であり美徳なんだ」
「例え暑くても涼しい顔しているのがカッコイイ」
というお考えの方も多いとは思いますが、少しでも快適に着物で出掛けたい メインは着物を着ることではなくお出掛け先で楽しむ事だという場合には少しでも暑さというストレスは少ない方が良いに決まっています。
例え真冬であっても防寒目的の為に真綿の帯を締められる方は少ないのでは?
真冬でも暖房が効いていて着物では汗ばむという方の方が多いのでは?
そう考えると真冬に夏帯を締めても良いと思うのですが皆さんどう思われますか?
確かに夏をイメージした色柄の帯を真冬に締めるのは見た目的に違和感が有りお洒落とは言い難いですが、素材感が夏向きで色柄に季節感がさほど無ければ冬に夏帯でも見た目がお洒落であれば全然OKだと私は思うのです。
何より夏帯は軽いですし。
今まで漠然と考えていたのですが、最近オールシーズンお使い頂きたい帯に出会った事を切っ掛けに改めて考えてみました。
その帯はこちら >>
商品説明の中でも触れていますので是非ご覧ください。

今日はここまで。
LINEのお友達登録お願いします☆彡
お問合せなどにご利用いただけます。台風がまた接近していますね。秋の気配は感じますがまだまだ日中は汗ばむ陽気です。
今の季節は袷せの着物ですが、この気候だと単衣でも暑いくらいですね。洋服では半袖の人も見かけますので当然です。
ところで皆さんはお出掛けされる時 どういう基準で着物選びをされますか?
一応のルールでは10月~翌年の5月が袷せの着物 6月・9月は単衣の着物 7月8月は夏物(薄物や麻)とされています。しかし近年は4月末や10月に袷せを着ると汗ダクになってしまう程の気候ですのでお召しになる日の気温によって夏物 単衣 袷せ どの着物にするかの選択をされると思います。
そして着物に合わせて帯を選ばれるでしょう。
ここで私が最近思う事をつぶやいてみます。
先程申し上げたように着物はお召しになる日の気温によって着物選びをされるでしょう。ドレスコードが定められていない普段のお出かけであれば真冬でも単衣の着物を着たって全然問題有りません。実際にそういう方もおられます。
では帯選びについてはどうでしょうか?帯は着物と比べると季節が曖昧です。大きく分けると夏用とそれ以外の2種類です。夏物よりも透け感を抑えた単衣向きに作られた帯も有りますが、それほど単衣用の帯は流通していませんので単衣の着物には袷用の帯と夏帯を使い分けておられると思います。
夏はやはり暑いので夏用の帯を使用する事は理にかなっています。でも、秋や冬に夏用の帯をしてはいけないのでしょうか?特に10月のように日中30度を超えるような日など夏帯でも良いのでは?そう考えると着物も夏物で良いような気もします。半袖のシャツの人も多く居られるのですから。まぁ流石に着物も夏物にするのは抵抗感があるかもしれませんが、帯で暑さ対策しても罪は無いと思うのです。
「気温に関係なく暦通りに着る事が粋であり美徳なんだ」
「例え暑くても涼しい顔しているのがカッコイイ」
というお考えの方も多いとは思いますが、少しでも快適に着物で出掛けたい メインは着物を着ることではなくお出掛け先で楽しむ事だという場合には少しでも暑さというストレスは少ない方が良いに決まっています。
例え真冬であっても防寒目的の為に真綿の帯を締められる方は少ないのでは?
真冬でも暖房が効いていて着物では汗ばむという方の方が多いのでは?
そう考えると真冬に夏帯を締めても良いと思うのですが皆さんどう思われますか?
確かに夏をイメージした色柄の帯を真冬に締めるのは見た目的に違和感が有りお洒落とは言い難いですが、素材感が夏向きで色柄に季節感がさほど無ければ冬に夏帯でも見た目がお洒落であれば全然OKだと私は思うのです。
何より夏帯は軽いですし。
今まで漠然と考えていたのですが、最近オールシーズンお使い頂きたい帯に出会った事を切っ掛けに改めて考えてみました。
その帯はこちら >>
商品説明の中でも触れていますので是非ご覧ください。

今日はここまで。
LINEのお友達登録お願いします☆彡
- 2019.10.10
- 13:12
着物は安すぎても売れない?
スポットガーデン 筑摩和之です。
今回のつぶやきは 和服の価格の信憑性についてお話しします。
着物や帯の価値は価格で判断するしか有りません。
普通はその通りなのですが そうではないのが呉服の世界
特に呉服屋さんの展示会に行き慣れている方はネットで同じような品を検索するとあまりの価格の違いに驚かれます。驚かれるならまだ良いのですが 同柄同色で尚且つメーカーも同じで無ければ展示会で見た品とネットで見た品が同じ品だと気付かない場合もあります。
それは当然の事で 私も初見の品であれば同じランクの品だと気付く自信はありません。
高額な品は良い品
安いものはそれなりの品質
更に作家やメーカーをうたっているのに展示会で見るより無茶苦茶安いものは偽物かもしれない。
そう思われるかもしれません。
展示会の価格に慣れている方ほど疑心暗鬼になってしまい本物なら欲しいけど偽物だったら。。 難物では無いのか。。などと不安になり 購入出来ない事が多いのではないでしょうか。
もしかすると購入する気にならないという方も多いでしょう。
やっぱり良い品は それなりの価格で買わないと不安かもしれませんし 満足感も得られないかもしれません。
たまに 問屋さんから良いものは高く販売した方が売れますよ。
そう言われる事が有ります。
小売店にもそういう考えの方もおられるようです。
それは消費者心理に付け込んでいるいるだけでではないでしょうか。ほんの一握りしか居られないセレブに向けて一点物の最高級なオーダー品を提供しているならそれでも良いかもしれませんが、探せば色柄の好みは別にして同ランク品が比較的容易に見つかるような品を必要以上に高く売るなんて事は本当に良い事なのでしょうか。
それぞれの呉服店で必要な利益率が異なるのは理解できますがワザと必要以上に価格を高く付けて売れれば儲けもの 又はお客様に値切らせて安く変えたと錯覚させるような販売方法など言い訳が有りません。
お客様も知らぬが仏ですが これだけネットでの通販やSNSが発達して利用されるようになると嫌でも目に入ってきます。現物を見ないと購入しないという方も値段はチェック出来ますので もし自分が購入した着物や帯と同じような品がネットで安く販売されていたら これは違う物なのだと信じるしかなく いままでどおりに行きつけのお店で不信感の中でお買い物をしなくてはなりません。
着物の価格は にさんがろく(2×3=6)
という呟きでもお話ししましたが ご購入されるお店やシチュエーションによって簡単に2倍から4倍の価格差になるのが呉服の世界です。
今回 私がこの事を呟こうと思った訳は 先日から販売を開始している 博多献上帯 小川規三郎氏の品が安すぎて不信感を抱かれているのではないかと心配になったからです。
安いといっても絶対売価としては高額品ですが この品をよくご存知の方が見れば 何故こんなに安いの? 偽物? 何か訳あり?と思われるであろう価格だからです。
訳など有りません。正真正銘の正規品の本物です。価格の信憑性は他の着物屋と相対的比べてもあてにならないのが呉服の世界なのです。。
恐ろしやー。。。
今日はここまで。
- 2019.05.30
- 19:33
着物や帯 適正価格で販売して何が悪い?
スポットガーデン 筑摩和之です。
ネット通販業界は価格にシビア 他店とすぐ価格比較が出来てしまうので同じ品なら安く販売しなければ購入して貰えません。メーカー名やブランド名 受賞歴など具体的な情報が多ければ多いほどお客様に検索されやすい為なおさらです。又 1点物ではなくある程度量産されるようなアイテムはネット店舗に流通しやすいもの。
そのネット通販に1番悩まされているのは何処だかわかりますか?
それはメーカーなんです。
メーカーは安売りされるのを嫌います。それはメーカーのブランドイメージが悪くなるという事も理由の一つですが本来であれば卸値が同じであれば呉服屋が安く販売して数が売れる方が良いはずでは?
そう思いますよね。でも何故安売りを嫌うのか。
その本当の理由とは
安く売られるとメーカーにクレームが入る恐れがあるからです。
どこから?どんなクレーム?
それは 力のある呉服店からのクレームです。
力があるというのは販売力があるという意味でメーカーも売上の主力として頼りにしている呉服屋の事です。そしてそういった呉服店は多店舗展開をしており販売点数も相当なものになります。また かなり高い価格設定をしておりネット通販は行なっていません。
その呉服屋が自社で高く販売している着物や帯をネットで安売りしているのを見つけるとメーカーに対して圧力をかけます。その呉服店に商品が流れないよう要請したり ひどい場合はその商品の取り扱いを中止されてしまいます。
商品の流通経路や取引条件は様々なので突き詰めればもっと複雑な話になるのですが簡単に言えば以上のような理由からメーカーはネットやチラシ広告での価格に非常の敏感になるのです。
メーカーさんはネット通販に目を光らせています。そして安売りしている店舗を見つけるとその店舗に卸している問屋を調べます。そして問屋が特定出来ればその問屋を通じて安売りを止めるう要請します。その要請を無視すると問屋さんはメーカーからの供給をストップされる恐れがあるんです。流石にそうなるとこちらも商品調達が出来なくなるのでそこは大人の対応で掲載を断念せざるを得ません。正直 仕入れた品を幾らで販売しようが勝手なのですが、相場が値崩れするのも結局は過当な価格競争になってしまい自分の首を絞める結果になるのも事実です。
そのような状況を踏まえて先日実際に体験した事をお話しします。
昨年の夏に販売した博多織の夏帯が有るのですが 継続して生産されているだろう品なのでサイトでは「在庫お問い合わせ下さい」と記載して掲載していました。先日の事 お客様から在庫があるかお問い合わせ頂き問屋さん経由でメーカーさんに尋ねて頂いたところ有るとの返事。早速取り寄せを依頼して数日後にはお店に送れると言われ待っていたのですが、翌日問屋さんから電話があり
「ネット通販からその品を削除してもらえませんか。ちょっと面倒な事が。。」
その理由にピンと来ましたし 正に予想どおりでした。
「メーカーから安売りの事を言われてうるさいんですよ。。でないと商品を送ってもらえない可能性があります。。」
そのメーカーさんとは私が会社勤めしている頃からもう15年以上付き合いがあり 個人的に良く知っています。 スポットガーデンが会社から独立した私のお店だと知ってか知らずかは分かりませんが サイトに掲載している価格を見て安売りし過ぎと判断されたのです。
私としては価格は抑えているものの損をしているわけでもなく適正価格で販売しているつもりです。
にも関わらすかなり神経質になられているようです。ネット販売から完全に排除する事は不可能でしょうが 出来る所は注意されているのでしょう。
私もお客様に在庫があるとお伝えしており 商品が入荷しなかったら困ります。仕方無しにお客様に事情をお伝えして入荷までネットから削除しました。その後 無事に商品が届きお客様に納品する事が出来ました。
着物や帯の価格は本当にお店によってびっくりするくらい差が有ります。
原価を割って販売し続けるのは不当廉売になりいけない事ですが メーカーが主力にしている小売店よりも大幅に安く販売する場合も商品を供給されない事が有るというつぶやきでした。
因みに今回のつぶやきの博多帯はこれ
※サイト上は販売売価0円と伏せていますが お取り寄せ可能な場合は69,000円(お仕立て別)ですのでお気軽に在庫の有無を問い合わせ下さい。メーカー在庫が品切れの場合はご容赦下さい。
お仕立て代 ミシンかがり1,620円 手かがり4,860円 ガード加工3,240円
※お問い合わせは商品ページに設置の「お問い合わせ」ボタンやLINEから☆
今日はここまで。
スポットガーデン 筑摩和之
ネット通販業界は価格にシビア 他店とすぐ価格比較が出来てしまうので同じ品なら安く販売しなければ購入して貰えません。メーカー名やブランド名 受賞歴など具体的な情報が多ければ多いほどお客様に検索されやすい為なおさらです。又 1点物ではなくある程度量産されるようなアイテムはネット店舗に流通しやすいもの。
そのネット通販に1番悩まされているのは何処だかわかりますか?
それはメーカーなんです。
メーカーは安売りされるのを嫌います。それはメーカーのブランドイメージが悪くなるという事も理由の一つですが本来であれば卸値が同じであれば呉服屋が安く販売して数が売れる方が良いはずでは?
そう思いますよね。でも何故安売りを嫌うのか。
その本当の理由とは
安く売られるとメーカーにクレームが入る恐れがあるからです。
どこから?どんなクレーム?
それは 力のある呉服店からのクレームです。
力があるというのは販売力があるという意味でメーカーも売上の主力として頼りにしている呉服屋の事です。そしてそういった呉服店は多店舗展開をしており販売点数も相当なものになります。また かなり高い価格設定をしておりネット通販は行なっていません。
その呉服屋が自社で高く販売している着物や帯をネットで安売りしているのを見つけるとメーカーに対して圧力をかけます。その呉服店に商品が流れないよう要請したり ひどい場合はその商品の取り扱いを中止されてしまいます。
商品の流通経路や取引条件は様々なので突き詰めればもっと複雑な話になるのですが簡単に言えば以上のような理由からメーカーはネットやチラシ広告での価格に非常の敏感になるのです。
メーカーさんはネット通販に目を光らせています。そして安売りしている店舗を見つけるとその店舗に卸している問屋を調べます。そして問屋が特定出来ればその問屋を通じて安売りを止めるう要請します。その要請を無視すると問屋さんはメーカーからの供給をストップされる恐れがあるんです。流石にそうなるとこちらも商品調達が出来なくなるのでそこは大人の対応で掲載を断念せざるを得ません。正直 仕入れた品を幾らで販売しようが勝手なのですが、相場が値崩れするのも結局は過当な価格競争になってしまい自分の首を絞める結果になるのも事実です。
そのような状況を踏まえて先日実際に体験した事をお話しします。
昨年の夏に販売した博多織の夏帯が有るのですが 継続して生産されているだろう品なのでサイトでは「在庫お問い合わせ下さい」と記載して掲載していました。先日の事 お客様から在庫があるかお問い合わせ頂き問屋さん経由でメーカーさんに尋ねて頂いたところ有るとの返事。早速取り寄せを依頼して数日後にはお店に送れると言われ待っていたのですが、翌日問屋さんから電話があり
「ネット通販からその品を削除してもらえませんか。ちょっと面倒な事が。。」
その理由にピンと来ましたし 正に予想どおりでした。
「メーカーから安売りの事を言われてうるさいんですよ。。でないと商品を送ってもらえない可能性があります。。」
そのメーカーさんとは私が会社勤めしている頃からもう15年以上付き合いがあり 個人的に良く知っています。 スポットガーデンが会社から独立した私のお店だと知ってか知らずかは分かりませんが サイトに掲載している価格を見て安売りし過ぎと判断されたのです。
私としては価格は抑えているものの損をしているわけでもなく適正価格で販売しているつもりです。
にも関わらすかなり神経質になられているようです。ネット販売から完全に排除する事は不可能でしょうが 出来る所は注意されているのでしょう。
私もお客様に在庫があるとお伝えしており 商品が入荷しなかったら困ります。仕方無しにお客様に事情をお伝えして入荷までネットから削除しました。その後 無事に商品が届きお客様に納品する事が出来ました。
着物や帯の価格は本当にお店によってびっくりするくらい差が有ります。
原価を割って販売し続けるのは不当廉売になりいけない事ですが メーカーが主力にしている小売店よりも大幅に安く販売する場合も商品を供給されない事が有るというつぶやきでした。
因みに今回のつぶやきの博多帯はこれ
※サイト上は販売売価0円と伏せていますが お取り寄せ可能な場合は69,000円(お仕立て別)ですのでお気軽に在庫の有無を問い合わせ下さい。メーカー在庫が品切れの場合はご容赦下さい。
お仕立て代 ミシンかがり1,620円 手かがり4,860円 ガード加工3,240円
※お問い合わせは商品ページに設置の「お問い合わせ」ボタンやLINEから☆
今日はここまで。
スポットガーデン 筑摩和之
- 2019.05.17
- 10:41
こんな掘出し物もあるんです。
スポットガーデン 筑摩和之です
世間には色んな掘出し物があるものです。
呉服屋をしていると 当然 販売する商品が必要です。
問屋さんやメーカーさんを廻り何か良い品はないかと探すのですが、やはり少しでもお安くご提供する為には仕入値も抑えなければなりません。
でも 相場を逸脱したお値段で仕入れる事など出来ません。
確かに仕入先さんの決算在庫放出品やメーカー廃業品など掘出し物を手にする事がありますが 今回は稀にこんな掘り出し物もあるんです というつぶやきです。
問屋さんというのはメーカーから商品を仕入れて小売屋に卸すのが基本です。
ですが、小売屋も全ての在庫を買い取って店頭に並べるのは難しのです。
例えば全国紬フェアーなる催しを開催したとしましょう。
世間には色んな掘出し物があるものです。
呉服屋をしていると 当然 販売する商品が必要です。
問屋さんやメーカーさんを廻り何か良い品はないかと探すのですが、やはり少しでもお安くご提供する為には仕入値も抑えなければなりません。
でも 相場を逸脱したお値段で仕入れる事など出来ません。
確かに仕入先さんの決算在庫放出品やメーカー廃業品など掘出し物を手にする事がありますが 今回は稀にこんな掘り出し物もあるんです というつぶやきです。
問屋さんというのはメーカーから商品を仕入れて小売屋に卸すのが基本です。
ですが、小売屋も全ての在庫を買い取って店頭に並べるのは難しのです。
例えば全国紬フェアーなる催しを開催したとしましょう。
全国各地の産地紬を沢山仕入れて催し物を実施する事が理想では有りますが、その催し物の開催期間に全て売り切れる事は絶対にありません。そして また次の月に別の催し物を開催するとなると 全ての品を買い取る事は不可能です。
余程の販売力があるか豊富な資金力が有れば話は別ですが そんな呉服屋はほんの一握りです。
そういった理由から 呉服屋は問屋さんから必要な品をその期間中借りるんです。そして販売した分だけ仕入れ代金を支払います。
ところが問屋さんも沢山の呉服屋に一度に貸し出しするだけの在庫を持ち合わせていませんので 必要な品種をメーカーから借りるんです。
この問屋さんがメーカーさんから借りた品が掘出し物として出てくる場合があります。
なぜ?
問屋さんが貸し出した品が 一旦消費者の方にご成約になったにも関わらず 様々な理由によりキャンセルになる事があります。
例えば ローンを組んだがローン会社の審査が通らなかったり
お客様が少し考えたいと購入の決定を保留されたが結局キャンセルされたり ※この場合は呉服屋で断りきれずに保留という形でその場をし逃れる事も結構多いようです。
以上のような理由から呉服屋から問屋さんに一度売れたと思った品が返品されるケースがあります。
問屋さんからすれば返品された品が自社のものであれば問題無いのですが それがメーカーから借りたものですと返品出来ずに問屋さんの在庫になってしまう場合があります。
「問屋さんもメーカーに返品すれば良いのに」
と思われるかもしれませんが そうは問屋が卸さないのが世の中と言うもの。。
実は 今回私のところに問屋さんの営業担当者から牛首紬の販売を依頼してこられました。
その営業担当者が取引をしている呉服屋(比較的有名なチェーン店)に商品を貸し出され、牛首紬の着尺を消費者さんが購入されたのですが、ローンの審査が承認されずにキャンセルになったようです。
催し物が終わった直後であれば問屋さんもメーカーさんに返品できたのですが 何週間か経ってからいきなり呉服屋から返品されたので 営業担当者の個人在庫になってしまったんです。
問屋さんは 営業担当と商品仕入れ担当に分かれており 商品仕入れ担当の在庫にするわけにもいかず 自分でキャンセル品を売りさばかなくてはなりません。
そういった品を呉服屋に買い取ってもらおうとすると 足元を見られてあり得ないような値段を言われますし、会社組織の呉服屋には依頼しづらいものです。
ですから 私のように個人的にも付き合いが深く融通が効く個人商店に白羽が立ち販売を依頼して来られるのです。
これまでにも別の商品の販売を依頼されたことが何度が有りますが 今回は今までにないとっても希少な玉糸紬織物「先染めの牛首紬」の販売を委託されました。
問屋さんは完全に赤字ですので当然通常ではあり得ないお値段での依頼です。
私も常日頃からお世話になっている営業担当者さんですので必ず早期に販売してあげたいと思いますので出来る限り利益を削ってお客様にご提供させていただきます。
もちろん訳あり品といっても正規のお品であり難物商品ではございません。
通常ですと有り得ないお値段ですので この価格で販売出来るのはこのお品のみとなりますし 今後も同じようなケースが無い限りは絶対に不可能な価格です。
色柄がお気に召されましたら絶対におススメなのは間違い有りませんので是非お求め頂きましたら幸いです。
商品はこちら>>※ご好評につきご成約いただきました。



今日はここまで スポットガーデン 筑摩和之
余程の販売力があるか豊富な資金力が有れば話は別ですが そんな呉服屋はほんの一握りです。
そういった理由から 呉服屋は問屋さんから必要な品をその期間中借りるんです。そして販売した分だけ仕入れ代金を支払います。
ところが問屋さんも沢山の呉服屋に一度に貸し出しするだけの在庫を持ち合わせていませんので 必要な品種をメーカーから借りるんです。
この問屋さんがメーカーさんから借りた品が掘出し物として出てくる場合があります。
なぜ?
問屋さんが貸し出した品が 一旦消費者の方にご成約になったにも関わらず 様々な理由によりキャンセルになる事があります。
例えば ローンを組んだがローン会社の審査が通らなかったり
お客様が少し考えたいと購入の決定を保留されたが結局キャンセルされたり ※この場合は呉服屋で断りきれずに保留という形でその場をし逃れる事も結構多いようです。
以上のような理由から呉服屋から問屋さんに一度売れたと思った品が返品されるケースがあります。
問屋さんからすれば返品された品が自社のものであれば問題無いのですが それがメーカーから借りたものですと返品出来ずに問屋さんの在庫になってしまう場合があります。
「問屋さんもメーカーに返品すれば良いのに」
と思われるかもしれませんが そうは問屋が卸さないのが世の中と言うもの。。
実は 今回私のところに問屋さんの営業担当者から牛首紬の販売を依頼してこられました。
その営業担当者が取引をしている呉服屋(比較的有名なチェーン店)に商品を貸し出され、牛首紬の着尺を消費者さんが購入されたのですが、ローンの審査が承認されずにキャンセルになったようです。
催し物が終わった直後であれば問屋さんもメーカーさんに返品できたのですが 何週間か経ってからいきなり呉服屋から返品されたので 営業担当者の個人在庫になってしまったんです。
問屋さんは 営業担当と商品仕入れ担当に分かれており 商品仕入れ担当の在庫にするわけにもいかず 自分でキャンセル品を売りさばかなくてはなりません。
そういった品を呉服屋に買い取ってもらおうとすると 足元を見られてあり得ないような値段を言われますし、会社組織の呉服屋には依頼しづらいものです。
ですから 私のように個人的にも付き合いが深く融通が効く個人商店に白羽が立ち販売を依頼して来られるのです。
これまでにも別の商品の販売を依頼されたことが何度が有りますが 今回は今までにないとっても希少な玉糸紬織物「先染めの牛首紬」の販売を委託されました。
問屋さんは完全に赤字ですので当然通常ではあり得ないお値段での依頼です。
私も常日頃からお世話になっている営業担当者さんですので必ず早期に販売してあげたいと思いますので出来る限り利益を削ってお客様にご提供させていただきます。
もちろん訳あり品といっても正規のお品であり難物商品ではございません。
通常ですと有り得ないお値段ですので この価格で販売出来るのはこのお品のみとなりますし 今後も同じようなケースが無い限りは絶対に不可能な価格です。
色柄がお気に召されましたら絶対におススメなのは間違い有りませんので是非お求め頂きましたら幸いです。
商品はこちら>>※ご好評につきご成約いただきました。
今日はここまで スポットガーデン 筑摩和之
お問合せはサイト内のお問合せフォームでもメールでもまたLINEからでも大歓迎です!
インスタグラム Facebookを通じてでももちろんOKです(^^)/
インスタグラム Facebookを通じてでももちろんOKです(^^)/
LINEのお友達登録お願いします☆彡
お問合せはサイト内のお問合せフォームでもメールでもまたLINEからでも大歓迎です!
インスタグラム Facebookを通じてでももちろんOKです(^^)/
インスタグラム Facebookを通じてでももちろんOKです(^^)/
- 2019.02.22
- 09:11
やってしまった( ;∀;)
スポットガーデン 筑摩和之です
久しぶりのつぶやきなのに
こんな恥ずかしく情けないつぶやきになってしまいました。。
着物の価格は難しい
着物の価格は在ってないようなもの
その他もろもろ
呉服の価格について何度もつぶやいて来ましたが
こんな間違いをしてしまうとは。。
思い込みは本当に恐ろしいです。。
私の信頼が揺らぐ「やらかし」ですのでカミングアウトするのが怖いです(*_*;
でもこの出来事で改めて価格を見極めることがいかに難しいかを痛感しましたので 当たり障りのない程度に暴露します。。
今月初めにある商品を仕入れました。
問屋さんを訪れた際にその品を見つけたのですが
特にそれを目当てにしていたわけでもなく 探していたわけでもなく 何気なく問屋さんの売場に置いてあったその品を手に取って仕入れ値を尋ねたところ
「〇〇です」という返事
「安い」そう感じて特にまじまじと商品を見るでもなく仕入することにしました。
問屋さんと仕入れ値のやり取りをする場合 金額の単位を省くことが一般的です。
例えば 15万円が仕入れ値の場合
「じゅうごまんえん」とは言いません
「じゅうご」とも言いません
「いちご」と言うのです。
業界人全てがそう言うわけではないと思いますが、私の周りではそう表現する場合が多いです。稀に「じゅうごえん」と単位を省いていう事もあります。
五つ玉の算盤を弾いて値段を提示する場合も桁など気にかけません
はい。。。
ここまでお話すれば私が何をやらかしたか想像がつくのではないでしょうか。。
そうです。。桁を間違えたのです。。
お客様が着物や帯を呉服屋さんに勧められた時によく使われる断り文句
「ゼロが一つ少なかったら買うのですが(^.^)」
それを私がやってしまったんです(*_*;
仕入れたその品に値段を設定して通販サイトに掲載しました。
何の疑いもなく数千円で。。
ゼロの数が1つ少ないので当然大赤字です。。
3点掲載しましたが 数日後1点に注文をいただき発送
ようやく売れたなぁと思いながら数日が経過
そしてその間違いに気付いたのです。
仕入伝票を整理していて見返すと
ん?これは何?
身に覚えがない数万円の原価のものが。。
品名を確認すると、、
も、、もしや、、
仕入先の担当者さんに電話し
「◯◯って◯◯千円ではないの?」
「いえ、、◯◯万円ですよ。。」
マジで!∑(゚Д゚)
慌てて通販サイトから削除
何故私がこんな凡ミスを犯したのかには理由が有ります。
このブランドの同じ品種のものを数千円で仕入れて販売した実績があったのです。
それが頭にあったので 問屋さんで見かけたときに これも同じくらいの値段なんだろうと完全に思い込んでいたんです(*_*)
「あんたプロでしょう!」
そんな声が聞こえてきそうですが、実話なのです。
未販売で残った2点は 仕入先さんに無理を言って他のアイテムと交換して頂くことになりましたので店頭にはもう御座いません。。悪しからず。。
※因みに商品は着物や帯ではありません。
このつぶやきは私のドジ話をお伝えしたかったのでは有りません。
価格の適正さを判断するのは本当に難しいのです。
もし私がこの品を数万円で販売していたら 皆さんも高価な品なんだと思われたでしょうし、数千円であれば それなりの品なんだと思われたでしょう。現に 数万円の商品を数千円で販売していたにも関わらずに10日間ほど販売して1点しか売れなかったのですから。
一般の方が商品を見た目だけで品質と適正価格を判断するのはやはり無理なのです。
商品価値は価格で判断するしかないのが現実なのでしょう。
私も知っている品であれば仕入原価は分かりますが 初めて見る品の原価を一目見て判断するのはかなり難しいので値段を聞いて 他の品と比較して商品の良し悪しを自分なりに判断しています。
ですから一般の消費者の方は店頭で設定されている価格を頼りに商品の良し悪しを判断せざるを得ないのだという事を改めて痛感した次第であります。
今回値段を間違えて法外に安く販売した品をご購入頂いたお客様も価格なりの品質のものだと思っていらっしゃると思いますが、本当は何倍も高価なものなんですよ☆(^-^)v
「ひょっとして この事例と反対に 本来は安いものを 仕入れ値を間違えて高く売っている商品が有るのでは?」
と心配なさったお客様 ご安心ください。
高く間違える事はございません。。なぜなら値段を聞いた時に必ず高いと感じ 仕入れる事はありませんので(^-^;
思い込みは怖いです。
消費者の方におきましては「着物は高いもの」と思い込み過ぎて 相場より遥かに高いお値段で買わされないようにご注意下さい。
今日はここまで。 スポットガーデン 筑摩和之
追記
このつぶやきをご覧になられた購入者様から「私が購入した商品ではないですか? もしそうなら返品させて頂いても構いませんので」とご連絡を頂きました。
とんでもございません 間違えたのは私の責任です。ご連絡を頂きたかったのは ご購入頂いたお品がお値段以上の品だという事をお知らせしたかっただけなんです。折角お目に留めていただいた品の価値をわかっていただいた方が嬉しいですから☆ また 別のお客様からも 「私が購入したものの中に有れば」とお気遣いのご連絡を頂きました。
私の文章の書き方が悪かったと反省しております。
久しぶりのつぶやきなのに
こんな恥ずかしく情けないつぶやきになってしまいました。。
着物の価格は難しい
着物の価格は在ってないようなもの
その他もろもろ
呉服の価格について何度もつぶやいて来ましたが
こんな間違いをしてしまうとは。。
思い込みは本当に恐ろしいです。。
私の信頼が揺らぐ「やらかし」ですのでカミングアウトするのが怖いです(*_*;
でもこの出来事で改めて価格を見極めることがいかに難しいかを痛感しましたので 当たり障りのない程度に暴露します。。
今月初めにある商品を仕入れました。
問屋さんを訪れた際にその品を見つけたのですが
特にそれを目当てにしていたわけでもなく 探していたわけでもなく 何気なく問屋さんの売場に置いてあったその品を手に取って仕入れ値を尋ねたところ
「〇〇です」という返事
「安い」そう感じて特にまじまじと商品を見るでもなく仕入することにしました。
問屋さんと仕入れ値のやり取りをする場合 金額の単位を省くことが一般的です。
例えば 15万円が仕入れ値の場合
「じゅうごまんえん」とは言いません
「じゅうご」とも言いません
「いちご」と言うのです。
業界人全てがそう言うわけではないと思いますが、私の周りではそう表現する場合が多いです。稀に「じゅうごえん」と単位を省いていう事もあります。
五つ玉の算盤を弾いて値段を提示する場合も桁など気にかけません
はい。。。
ここまでお話すれば私が何をやらかしたか想像がつくのではないでしょうか。。
そうです。。桁を間違えたのです。。
お客様が着物や帯を呉服屋さんに勧められた時によく使われる断り文句
「ゼロが一つ少なかったら買うのですが(^.^)」
それを私がやってしまったんです(*_*;
仕入れたその品に値段を設定して通販サイトに掲載しました。
何の疑いもなく数千円で。。
ゼロの数が1つ少ないので当然大赤字です。。
3点掲載しましたが 数日後1点に注文をいただき発送
ようやく売れたなぁと思いながら数日が経過
そしてその間違いに気付いたのです。
仕入伝票を整理していて見返すと
ん?これは何?
身に覚えがない数万円の原価のものが。。
品名を確認すると、、
も、、もしや、、
仕入先の担当者さんに電話し
「◯◯って◯◯千円ではないの?」
「いえ、、◯◯万円ですよ。。」
マジで!∑(゚Д゚)
慌てて通販サイトから削除
何故私がこんな凡ミスを犯したのかには理由が有ります。
このブランドの同じ品種のものを数千円で仕入れて販売した実績があったのです。
それが頭にあったので 問屋さんで見かけたときに これも同じくらいの値段なんだろうと完全に思い込んでいたんです(*_*)
「あんたプロでしょう!」
そんな声が聞こえてきそうですが、実話なのです。
未販売で残った2点は 仕入先さんに無理を言って他のアイテムと交換して頂くことになりましたので店頭にはもう御座いません。。悪しからず。。
※因みに商品は着物や帯ではありません。
このつぶやきは私のドジ話をお伝えしたかったのでは有りません。
価格の適正さを判断するのは本当に難しいのです。
もし私がこの品を数万円で販売していたら 皆さんも高価な品なんだと思われたでしょうし、数千円であれば それなりの品なんだと思われたでしょう。現に 数万円の商品を数千円で販売していたにも関わらずに10日間ほど販売して1点しか売れなかったのですから。
一般の方が商品を見た目だけで品質と適正価格を判断するのはやはり無理なのです。
商品価値は価格で判断するしかないのが現実なのでしょう。
私も知っている品であれば仕入原価は分かりますが 初めて見る品の原価を一目見て判断するのはかなり難しいので値段を聞いて 他の品と比較して商品の良し悪しを自分なりに判断しています。
ですから一般の消費者の方は店頭で設定されている価格を頼りに商品の良し悪しを判断せざるを得ないのだという事を改めて痛感した次第であります。
今回値段を間違えて法外に安く販売した品をご購入頂いたお客様も価格なりの品質のものだと思っていらっしゃると思いますが、本当は何倍も高価なものなんですよ☆(^-^)v
「ひょっとして この事例と反対に 本来は安いものを 仕入れ値を間違えて高く売っている商品が有るのでは?」
と心配なさったお客様 ご安心ください。
高く間違える事はございません。。なぜなら値段を聞いた時に必ず高いと感じ 仕入れる事はありませんので(^-^;
思い込みは怖いです。
消費者の方におきましては「着物は高いもの」と思い込み過ぎて 相場より遥かに高いお値段で買わされないようにご注意下さい。
今日はここまで。 スポットガーデン 筑摩和之
追記
このつぶやきをご覧になられた購入者様から「私が購入した商品ではないですか? もしそうなら返品させて頂いても構いませんので」とご連絡を頂きました。
とんでもございません 間違えたのは私の責任です。ご連絡を頂きたかったのは ご購入頂いたお品がお値段以上の品だという事をお知らせしたかっただけなんです。折角お目に留めていただいた品の価値をわかっていただいた方が嬉しいですから☆ また 別のお客様からも 「私が購入したものの中に有れば」とお気遣いのご連絡を頂きました。
私の文章の書き方が悪かったと反省しております。
お問合せはサイト内のお問合せフォームでもメールでもまたLINEからでも大歓迎です!
インスタグラム Facebookを通じてでももちろんOKです(^^)/
インスタグラム Facebookを通じてでももちろんOKです(^^)/
- 2019.02.20
- 12:11
お客様からのお問合せ その2
スポットガーデン 筑摩和之です。
前々回のつぶやきで 私がお客様から頂いた商品探しのご要望の一例をご紹介しましたが、今回はその2をつぶやきます。
やはりお問い合わせで多いのが、他のネットショップさんで販売されている品をもっとお安く手に入らないか また ご自身が購入された品や ご購入を迷われている品の相場価格はどれくらいなのか
という内容です。
着物や帯の写真がメールやLINEで送られて来るのですが、今までかなりの確率で同商品を探せています。(我ながらあっぱれ^^;)
稀にどうしても仕入れルート見つからなかったり かなり昔に生産中止になったものなど断念した事もありましたが、その他は何とか手を尽くして見つけています。
その中で私自信が驚いたグットタイミングな出来事をご紹介します。
お客様から一枚の写真がLINEを通じて送られて来ました。
その写真は久米島紬の生地が使用された城間栄順さんの紅型九寸名古屋帯 検索すると、あるネット通販さんが販売されているものでお値段は38万円
良心的な価格ですが、おおよその原価計算をすると激安というわけでも有りません。たまに在庫処分品など仕入れ原価割れで販売されているものもありますのでそれなら私もお手上げです。
問題は お客様がその写真の柄が気に入っておられ且つ紬素材にもこだわっておられるということ。
正直 紅型染の同柄 同色というのを見つけるのは難しいんです。何故なら一度に同じ品を複数本製造される事がないからです。紅型染の場合 問屋さんやメーカーさん 稀に小売屋さんが工房にオーダーして生産されますので同柄 同色の品を一度に複数作る事はしません
おそらくご要望の柄を見つける事は不可能だと思いましたが、久米島紬に貼付されていた産地表示ラベルを見るとその品をオーダーされたメーカーがどこかは直ぐに分かりました。そしてそのメーカーの品なら私も仕入れルートがありますのでダメ元で仕入先に在庫があるか問い合わせてみました。無いなら無いで似た雰囲気の色柄を探すしかないかと思いながら。
帯の写真を取引先の紬担当仕入方さんにLINEで送り電話をしたところ
「僕 今日から沖縄に仕入れに来てるんですよ」・・仕入先さん
「まじ!」・・筑摩
「それも〇〇と一緒に!(探している帯をオーダーしたメーカーさん)」
「まじ!」
「メーカーに在庫があるか聞いてみますね」
「・・・この柄はないみたいです。」
「でしょうね。。」
「でも実は明日 城間さんの工房に行くのでオーダー出来るか聞いてみましょうか?幸い久米島紬の帯地の在庫はあるみたいですので。」
何というグッとタイミング!
「値段は〇〇円までに収まるよね?」
「何とかします!」
お客様にこのやり取りを伝えて翌日に再度ご連絡する旨を伝えました。
そして翌日
「城間さんがオーダー受けるとおっしゃってます! ただ納期は4月か5月くらいになるそうです」
という事で価格とおおよその出来上がり時期をお客様にLINEでお伝えしてオーダーするかを尋ねたところ直ぐにお返事を頂き有難い事にご成約いただけました。(^O^)
この時はお客様から写真が送られてきてからご成約いただくまで実に24時間というスピーディーなお取引でした。まさにこれ以上ないグッとタイミングが重なった奇跡といってもいいでしょう☆彡
そしてこの城間さんの紅型の件では実はもう一件 別のお問い合わせがほぼ同時進行であったんです。
最初の帯のやり取りの途中 LINEを通じて別のお客様から写真とともにお問い合わせがありました。
「城間さんの紅型付下げと諸紙布名古屋帯をある呉服屋さんで見て購入しようかどうか迷っているのですが相場はいくらくらいですか?」
このタイミングでそのお問い合わせが来る?驚きでした。
原価を計算しておおよその価格を申し上げてから 取引先さんに在庫を尋ねると丁度 城間さんの工房におられ、 やはり在庫はないが帯なら帯地さえ探せば同じ柄をオーダー可能だという返事。原価は大体私の予想通り でも付下げは別の産地専門メーカーさんの別注品だから正確な原価がわからないが多分これくらいだと思うとおっしゃった価格は私の予想より遥かに高額だったので お客様に再度訂正のご連絡をしました。
ただし今回同行している京都のメーカーさんではオーダー出来ないない別注品です 別のルートで入手するのも可能だったのですが 今回のお問い合わせは相場価格が知りたいという事でしたので私からそれ以上の事は言わずに 一般的な価格相場だけお伝えしました。その品が幾らで販売されていたのか お客様がご購入されたのかなどはわかりませんが この2件のお問い合わせがほぼ同時に来たことは本当に驚きでした。
その他にも呉服屋さんの展示会で見られた品の価格相場やスポットガーデンで取り寄せ可能かなどのお問合せを以前よりもたくさん頂く様になりました(^.^)
今まで手が届かないと思っていた着物や帯がお安くお求めいただけるかもしれませんよ!
ダメでもともと☆是非 私にご相談くださいませ(^^)/
今日はここまで☆彡
スポットガーデン 筑摩和之
お問合せはサイト内のお問合せフォームでもメールでもまたLINEからでも大歓迎です!
インスタグラム Facebookを通じてでももちろんOKです(^^)/
前々回のつぶやきで 私がお客様から頂いた商品探しのご要望の一例をご紹介しましたが、今回はその2をつぶやきます。
やはりお問い合わせで多いのが、他のネットショップさんで販売されている品をもっとお安く手に入らないか また ご自身が購入された品や ご購入を迷われている品の相場価格はどれくらいなのか
という内容です。
着物や帯の写真がメールやLINEで送られて来るのですが、今までかなりの確率で同商品を探せています。(我ながらあっぱれ^^;)
稀にどうしても仕入れルート見つからなかったり かなり昔に生産中止になったものなど断念した事もありましたが、その他は何とか手を尽くして見つけています。
その中で私自信が驚いたグットタイミングな出来事をご紹介します。
お客様から一枚の写真がLINEを通じて送られて来ました。
その写真は久米島紬の生地が使用された城間栄順さんの紅型九寸名古屋帯 検索すると、あるネット通販さんが販売されているものでお値段は38万円
良心的な価格ですが、おおよその原価計算をすると激安というわけでも有りません。たまに在庫処分品など仕入れ原価割れで販売されているものもありますのでそれなら私もお手上げです。
問題は お客様がその写真の柄が気に入っておられ且つ紬素材にもこだわっておられるということ。
正直 紅型染の同柄 同色というのを見つけるのは難しいんです。何故なら一度に同じ品を複数本製造される事がないからです。紅型染の場合 問屋さんやメーカーさん 稀に小売屋さんが工房にオーダーして生産されますので同柄 同色の品を一度に複数作る事はしません
おそらくご要望の柄を見つける事は不可能だと思いましたが、久米島紬に貼付されていた産地表示ラベルを見るとその品をオーダーされたメーカーがどこかは直ぐに分かりました。そしてそのメーカーの品なら私も仕入れルートがありますのでダメ元で仕入先に在庫があるか問い合わせてみました。無いなら無いで似た雰囲気の色柄を探すしかないかと思いながら。
帯の写真を取引先の紬担当仕入方さんにLINEで送り電話をしたところ
「僕 今日から沖縄に仕入れに来てるんですよ」・・仕入先さん
「まじ!」・・筑摩
「それも〇〇と一緒に!(探している帯をオーダーしたメーカーさん)」
「まじ!」
「メーカーに在庫があるか聞いてみますね」
「・・・この柄はないみたいです。」
「でしょうね。。」
「でも実は明日 城間さんの工房に行くのでオーダー出来るか聞いてみましょうか?幸い久米島紬の帯地の在庫はあるみたいですので。」
何というグッとタイミング!
「値段は〇〇円までに収まるよね?」
「何とかします!」
お客様にこのやり取りを伝えて翌日に再度ご連絡する旨を伝えました。
そして翌日
「城間さんがオーダー受けるとおっしゃってます! ただ納期は4月か5月くらいになるそうです」
という事で価格とおおよその出来上がり時期をお客様にLINEでお伝えしてオーダーするかを尋ねたところ直ぐにお返事を頂き有難い事にご成約いただけました。(^O^)
この時はお客様から写真が送られてきてからご成約いただくまで実に24時間というスピーディーなお取引でした。まさにこれ以上ないグッとタイミングが重なった奇跡といってもいいでしょう☆彡
そしてこの城間さんの紅型の件では実はもう一件 別のお問い合わせがほぼ同時進行であったんです。
最初の帯のやり取りの途中 LINEを通じて別のお客様から写真とともにお問い合わせがありました。
「城間さんの紅型付下げと諸紙布名古屋帯をある呉服屋さんで見て購入しようかどうか迷っているのですが相場はいくらくらいですか?」
このタイミングでそのお問い合わせが来る?驚きでした。
原価を計算しておおよその価格を申し上げてから 取引先さんに在庫を尋ねると丁度 城間さんの工房におられ、 やはり在庫はないが帯なら帯地さえ探せば同じ柄をオーダー可能だという返事。原価は大体私の予想通り でも付下げは別の産地専門メーカーさんの別注品だから正確な原価がわからないが多分これくらいだと思うとおっしゃった価格は私の予想より遥かに高額だったので お客様に再度訂正のご連絡をしました。
ただし今回同行している京都のメーカーさんではオーダー出来ないない別注品です 別のルートで入手するのも可能だったのですが 今回のお問い合わせは相場価格が知りたいという事でしたので私からそれ以上の事は言わずに 一般的な価格相場だけお伝えしました。その品が幾らで販売されていたのか お客様がご購入されたのかなどはわかりませんが この2件のお問い合わせがほぼ同時に来たことは本当に驚きでした。
その他にも呉服屋さんの展示会で見られた品の価格相場やスポットガーデンで取り寄せ可能かなどのお問合せを以前よりもたくさん頂く様になりました(^.^)
今まで手が届かないと思っていた着物や帯がお安くお求めいただけるかもしれませんよ!
ダメでもともと☆是非 私にご相談くださいませ(^^)/
今日はここまで☆彡
スポットガーデン 筑摩和之
お問合せはサイト内のお問合せフォームでもメールでもまたLINEからでも大歓迎です!
インスタグラム Facebookを通じてでももちろんOKです(^^)/
- 2019.01.24
- 15:29
ここまで完コピされると笑えます(^-^;
スポットガーデン 筑摩和之です。
今年最初のつぶやきです。
このつぶやきも皆様に認知されてきて、様々な反響をいただくようになりました。感謝です!
ネット通販をしていると商品の情報をお伝えする為に、素材や技法 またイメージなど本を読んだりネットで調べたり直接製造元様に問い合わせたりして説明文を作ります。
これは作業的にも時間が掛かるのですが、商品を忠実にお伝えするとともに私自身の感想なども交えて少しでもリアリティが出るようにする為に本当に大切な生命線のようなものです。
その苦労して作り上げたものを完コピぺされるとは。。。(コピー&ペースト コピーして貼り付ける事)
今現在は品切れとなっていますが、柳崇さんの名古屋帯を当サイトに掲載しています。
何気に「柳崇」とグーグル検索してみたところ 私のページが1ページ目に出てきました。他のショップさんではどんな品を販売されているのかと思い 検索結果に出ている、あるネット通販さんのページをクリックしてみました。
色柄は当店で取り扱っていたものとは違いますが、柳さんの作品です。
商品説明文を読み進めると どこかで読んだ事があるような。。?
はい。。私が作成したものそのままだったんです。
実は少し前ですが、同じネット通販さんでコピペされていたのですが、期間限定販売商品だったようで数日後に見たらすでに掲載されていませんでした。
ですのでそのまま放置していました。それが再度公開されていて全く前回のまま完コピ状態。
句読点の位置からコンマの位置まで同じ。更に私が間違えている送り仮名までコピーしてありました。それには少し笑えましたが。。。
上が私が書いたページ
赤棒線部分に余計な文字が入っています。
※これは冒頭の記事ですがこの後も完コピが続いています。

下コピーされたページ

商品情報を参考にしているだけなら全く問題にしませんが、一言一句同じで私の主観的な感想までコピーするのはルール違反ですし、違法といっても良いくらいです。
着物ネット通販の最大手さんがそんな事をするのはカナリ驚きでした 大手なのでコンプライアンスはしっかりしていると思ったのですが。。
私から先方へ抗議することはしませんが、オリジナル文はスポットガーデンですのでお間違い無く。
今日はここまで。
今年最初のつぶやきです。
このつぶやきも皆様に認知されてきて、様々な反響をいただくようになりました。感謝です!
ネット通販をしていると商品の情報をお伝えする為に、素材や技法 またイメージなど本を読んだりネットで調べたり直接製造元様に問い合わせたりして説明文を作ります。
これは作業的にも時間が掛かるのですが、商品を忠実にお伝えするとともに私自身の感想なども交えて少しでもリアリティが出るようにする為に本当に大切な生命線のようなものです。
その苦労して作り上げたものを完コピぺされるとは。。。(コピー&ペースト コピーして貼り付ける事)
今現在は品切れとなっていますが、柳崇さんの名古屋帯を当サイトに掲載しています。
何気に「柳崇」とグーグル検索してみたところ 私のページが1ページ目に出てきました。他のショップさんではどんな品を販売されているのかと思い 検索結果に出ている、あるネット通販さんのページをクリックしてみました。
色柄は当店で取り扱っていたものとは違いますが、柳さんの作品です。
商品説明文を読み進めると どこかで読んだ事があるような。。?
はい。。私が作成したものそのままだったんです。
実は少し前ですが、同じネット通販さんでコピペされていたのですが、期間限定販売商品だったようで数日後に見たらすでに掲載されていませんでした。
ですのでそのまま放置していました。それが再度公開されていて全く前回のまま完コピ状態。
句読点の位置からコンマの位置まで同じ。更に私が間違えている送り仮名までコピーしてありました。それには少し笑えましたが。。。
上が私が書いたページ
赤棒線部分に余計な文字が入っています。
※これは冒頭の記事ですがこの後も完コピが続いています。
下コピーされたページ
商品情報を参考にしているだけなら全く問題にしませんが、一言一句同じで私の主観的な感想までコピーするのはルール違反ですし、違法といっても良いくらいです。
着物ネット通販の最大手さんがそんな事をするのはカナリ驚きでした 大手なのでコンプライアンスはしっかりしていると思ったのですが。。
私から先方へ抗議することはしませんが、オリジナル文はスポットガーデンですのでお間違い無く。
今日はここまで。
- 2019.01.18
- 18:24
着物を購入する事に苦痛を感じていませんか?
スポットガーデン 筑摩和之です。
前回の続き「お客様から頂いた商品探しのご依頼 その2」を 呟く予定でしたが、どうしても他の事を呟きたくなり予定変更します。
皆さんは着物が好きですか?
「そんなの当たり前じゃない!着物を着てお出掛けすると幸せ!」
という声が聞こえてきそうですが。
では、
着物を購入する(購入している時間)は楽しいですか?
この問い掛けに即座に「楽しい!」
そう答えられる方は良い着物屋さんに出会えた証拠です。
自分が気に入った着物や帯を購入して仕立て上がって来た時の喜びは格別ですね。
たとう紙を広げて待ち侘びた品とご対面☆ どんなコーディネートでどこえお出掛けしようかな☆
幸せを感じるひと時です。
でも、着物を購入すること(購入している時間)を楽しいとは思えずむしろ「苦痛」と感じている方も多いのではないでしょうか?
何故私がこの内容を呟きたいと思ったのか。
お客様とLINEでのやり取りの中で、着物のあってないような価格設定と驚くような値引き。(98万の値札の着物が最終的に20万まで値引きされたようです。)
その着物の写真が添付されていましたので見ましたところ、たまたま同じ製造元さんの同じ加工をした帯を遥か前ですが仕入れた事があったので、それを考慮すると適正価格でありむしろ良心的な値段のように思えたのでその事を伝えると安心されていました。この例では幸い元値が異常に高く設定されていたようです。
又、他のお客様は売り付けられるかのような接客や上から目線の応対など、接客方法に対する不信感や購入しない場合の断り文句を考える煩わしさ。
そんな事で着物そのものに嫌気がさしてきました。
そうおっしゃる方もいらっしゃいます。
大好きな着物がこんな事で嫌いになってしまうのって悲しいですね。
またある方はお店に来られて直接お話ししたのですが、着物を自分で着たくて大手の着付け教室に通ったけど、数ヶ月たっても自分で着られるような気がしない。「長く教室に通わせるためにワザとそうしてるのでは?」不信感を覚えたその方は、個人レッスンもされている個人経営の教室を見つけ、前の所は辞められました。その甲斐あって教室を替えてから直ぐに「ここなら自分で着られるようになる」という手応えを感じたそうです。
※そうおっしゃった僅か数日後、まさにこのつぶやきを書いている時に「1人で着られるようになりました!」とういうメールを頂いたんです!その方の着物を着たいという情熱の賜物であるのは間違いないですし、教室によってここまで違うのかと私自身も大変勉強になりました。
着付けを習う事と着物を購入する事は違いますがどちらもストレスを感じて間接的に着物が嫌いになり遠ざかってしまわれる方も多いのではないでしょうか。
(着付け教室=着物販売という所も多いです。最初にご紹介した方も着付け教室での出来事です。そこは受講料は安いのだそうですが、プラスアルファーの販売で利益を稼いでいるのでしょう。最後にご紹介した方が最初に通われていた教室は、1年目のコースでは販売会は無いそうですが次のコースではされるのでしょう。事実、その教室は呉服販売会社の子会社ですから実際に販売会は行われているのは知っています。こんな事を書くと悪い印象しか無いですが、最後の例で出てきた個人で経営されている教室のように安心して着付けを習えるところもありますことを付け加えさせて頂きます。)
『着物が売れない、何とか対策して業界を盛り上げないと』 そんな大義を掲げる前に ただでさえ洋服に比べて高額な和服を安心してお客様が購入できるような環境を作る事が先決なんです。
着物に興味がある 着てみたいと思われる女性は沢山おられます。その為には着付けを覚え、着物を購入しなければなりません。その思いを利用して刈り取れるだけ刈り取り 一部の多少なりとも金銭に余裕がある方だけが残っていく。そのような現状が多くを占めている事を改善されなければ和服はどんどん廃れていきます。
着物は好きだ、でも着物を取り巻く環境が苦痛。
そうお考えの方は過去は過去として、色々なお店を見たり評判を聞いたり、今ではインターネットという便利なツールがございますのでフル活用して調べてください。そしてネットの情報が正しいのか判断出来なければ私までお気軽にお尋ね下さい。
お答えできる範囲でご回答させていただきます。
どうか着物を嫌いにならないで下さい。
スポットガーデン 筑摩和之
皆さんは着物が好きですか?
「そんなの当たり前じゃない!着物を着てお出掛けすると幸せ!」
という声が聞こえてきそうですが。
では、
着物を購入する(購入している時間)は楽しいですか?
この問い掛けに即座に「楽しい!」
そう答えられる方は良い着物屋さんに出会えた証拠です。
自分が気に入った着物や帯を購入して仕立て上がって来た時の喜びは格別ですね。
たとう紙を広げて待ち侘びた品とご対面☆ どんなコーディネートでどこえお出掛けしようかな☆
幸せを感じるひと時です。
でも、着物を購入すること(購入している時間)を楽しいとは思えずむしろ「苦痛」と感じている方も多いのではないでしょうか?
何故私がこの内容を呟きたいと思ったのか。
お客様とLINEでのやり取りの中で、着物のあってないような価格設定と驚くような値引き。(98万の値札の着物が最終的に20万まで値引きされたようです。)
その着物の写真が添付されていましたので見ましたところ、たまたま同じ製造元さんの同じ加工をした帯を遥か前ですが仕入れた事があったので、それを考慮すると適正価格でありむしろ良心的な値段のように思えたのでその事を伝えると安心されていました。この例では幸い元値が異常に高く設定されていたようです。
又、他のお客様は売り付けられるかのような接客や上から目線の応対など、接客方法に対する不信感や購入しない場合の断り文句を考える煩わしさ。
そんな事で着物そのものに嫌気がさしてきました。
そうおっしゃる方もいらっしゃいます。
大好きな着物がこんな事で嫌いになってしまうのって悲しいですね。
またある方はお店に来られて直接お話ししたのですが、着物を自分で着たくて大手の着付け教室に通ったけど、数ヶ月たっても自分で着られるような気がしない。「長く教室に通わせるためにワザとそうしてるのでは?」不信感を覚えたその方は、個人レッスンもされている個人経営の教室を見つけ、前の所は辞められました。その甲斐あって教室を替えてから直ぐに「ここなら自分で着られるようになる」という手応えを感じたそうです。
※そうおっしゃった僅か数日後、まさにこのつぶやきを書いている時に「1人で着られるようになりました!」とういうメールを頂いたんです!その方の着物を着たいという情熱の賜物であるのは間違いないですし、教室によってここまで違うのかと私自身も大変勉強になりました。
着付けを習う事と着物を購入する事は違いますがどちらもストレスを感じて間接的に着物が嫌いになり遠ざかってしまわれる方も多いのではないでしょうか。
(着付け教室=着物販売という所も多いです。最初にご紹介した方も着付け教室での出来事です。そこは受講料は安いのだそうですが、プラスアルファーの販売で利益を稼いでいるのでしょう。最後にご紹介した方が最初に通われていた教室は、1年目のコースでは販売会は無いそうですが次のコースではされるのでしょう。事実、その教室は呉服販売会社の子会社ですから実際に販売会は行われているのは知っています。こんな事を書くと悪い印象しか無いですが、最後の例で出てきた個人で経営されている教室のように安心して着付けを習えるところもありますことを付け加えさせて頂きます。)
『着物が売れない、何とか対策して業界を盛り上げないと』 そんな大義を掲げる前に ただでさえ洋服に比べて高額な和服を安心してお客様が購入できるような環境を作る事が先決なんです。
着物に興味がある 着てみたいと思われる女性は沢山おられます。その為には着付けを覚え、着物を購入しなければなりません。その思いを利用して刈り取れるだけ刈り取り 一部の多少なりとも金銭に余裕がある方だけが残っていく。そのような現状が多くを占めている事を改善されなければ和服はどんどん廃れていきます。
着物は好きだ、でも着物を取り巻く環境が苦痛。
そうお考えの方は過去は過去として、色々なお店を見たり評判を聞いたり、今ではインターネットという便利なツールがございますのでフル活用して調べてください。そしてネットの情報が正しいのか判断出来なければ私までお気軽にお尋ね下さい。
お答えできる範囲でご回答させていただきます。
どうか着物を嫌いにならないで下さい。
スポットガーデン 筑摩和之
- 2018.12.28
- 08:45


























