下書き
しな布
原始布 最古の布
しな布
古代より伝承される歴史を現代に績む
静かに佇む自然の風格
いずれは幻の布に
モデル画像はAI作成のイメージの為、不自然な箇所がありますがご容赦下さい。
【品質】シナノキ:100%
【産地】山形県鶴岡市山熊田
【製造元】しな布工房 さんぽく生業の里
【着用時期】夏単衣中心にオールシーズン可。
【長さ】仕立て上がり370cmにさせて頂きます。
ご希望の長さがございましたらご注文手続きの際、フリー記入欄からお知らせください。※約385cm程度まで可能です。
日本の原風景に想いを馳せ自然の恵みに身を委ねる。着物愛好家が行き着く先には最も原始的で素朴な手仕事が生み出す布が有るのかもしれません。
日本最古の布とも言われる「しな布」縄文の時代から存在していたとされる原始の布をこの現代に手にする趣深さは何物にも変え難い贅沢ではないでしょうか。男たちが山に分け入り木を採取し皮を剥ぐ、女たちが糸を作り織り上げる。はるか昔から変わらぬ仕事がここに有ります。近代化とは程遠い手仕事によって生まれる布には自然への尊敬の念が宿っているのです。
その仕事には決して華やかさや名声など存在しません。生活の中に根付き、ただひたすらに与えられた仕事として自然に体が動くのです。
何百年も織り継がれてきたこの布も、急激な時代の変化により近い将来消滅し人々の記憶から消えてしまうのかもしれない。そう思うと愛おしさが湧き出でてくる。これを贅沢と言わず何を贅沢と言うのでしょうか。
この布を身に付ける時、背伸びをする余地などなくただ自然と共生し身を任せるしかないのです。
しな布・・シナフはアイヌ語で結ぶの意
山形県鶴岡市から新潟県村上市の山岳部で細々と織り継がれる原始の布「しな布」
シナノキの樹皮を剥ぎ靭皮を取り出し細く裂く。それらを繋ぐことで糸を作り織り上げる。縄文時代よりこの糸を用いて袋や衣類を作ってきた長い長い歴史を持つのが原始の布「しな布」です。
強靭で水にも強い性質を持ち、使えば使うほどに柔らかくなり味わいが増す織物は、通気性が良い事から盛夏の帯として上布(麻)のお着物との相性も抜群です。
古代においては季節を問わず衣類として用いられていたのですが、ざっくりとした太い植物繊維の風合い、天然の色合いが放つ趣き深さゆえに、単衣や夏だけでなく袷せの着物とコーディネートして年間通じてお使いいただきたいのです。
夏は植物繊維の清涼感を、また春秋冬の袷の季節には民藝の素朴な趣き深い温かみを。「しな布は夏物」という固定観念を捨てて頂きたいと思います。
途方もない手仕事
梅雨の季節に男たちが山に入りシナノキを伐採します。樹木が雨で水分を含む為 皮が剥ぎやすくなるためです。
剥いだ樹皮の内皮を更に何枚にも薄く剥ぎ水に浸けた後、木灰を入れた湯で煮ます。川の水で洗いまた煮て洗うという工程を繰り返し柔らかくします。それらは女性たちの仕事でその柔らかくなった皮を爪を使って細く糸状に裂いていきます。
糸状になったものを手作業で繋いでいくのです(績む※うむ)
手績みの作業は繋ぎ目が出ないように繊維の中央に切れ目を入れ次の糸をくぐらせ撚りをかけ抜けないようにします。
その仕事はそれこそ気が遠くなるような地道な作業であり、更に高度な技術を必要とします。シナノキの伐採から糸を作り上げるまでには気が遠くなるような長い月日がかかります。
原始の布は糸が完成するまでが本当に大変である為 糸が出来れば殆どの工程が終わったといっても過言ではありません。
その手間暇がかかった糸を手織りによって織り上げ布が出来上がるのです。
原始布の魅力
そもそも原始布(古代布)とは、 麻や木綿の栽培が発明される以前の人類が衣服を身に着ける頃より用いられてきた布を指し、縄文から弥生時代の頃より用いられてきたとも想像され、しな布や藤布(ふじふ) 葛布(くずふ)芭蕉布(ばしょうふ)などがあげられます。奈良時代の頃より文献にも登場するようになりました。しな布は9世紀の神楽歌に「木綿(ゆふ)作る 志名乃波良(しなのはら)にや朝尋ね・・・・」とあるのが初見だといわれています。
その後、苧麻や大麻といった麻を原料としたものや木綿織物の開発など技術の発達により、原始布は徐々に衰退していきました。
現在においてはそれら原始布はごく限られた地域で生産されるのみになり、しな布も新潟県から山形県の一部の地域で細々と伝承されるのみになってしまいました。
そして職人の高齢化が進み これら原始布がいつまで存続出来るのか分からないのが現実なのです。
手織による最後の仕上げ
「とんとん♪ とんととん♪」ただひたすら機に向かい緯糸を打ち込んでいく。布の声を聞きながら糸を労わるように、しかし力強く織り進める手織りの作業は心を乱す事が許されない正確さが求められます。それは自分自身と向かい合い我を見つめ直すかのような作業であり、集中力と根気強さを必要とします。高度な技術と人の感度によって糸の状態や湿度などを見極めて打ち込み具合を加減する。機械織りでは決して感じることが出来ない優しさは手仕事がもたらす温もりなのです。
「とんとん♪ とんととん♪」ただひたすら機に向かい緯糸を打ち込んでいく。布の声を聞きながら糸を労わるように、しかし力強く織り進める手織りの作業は心を乱す事が許されない正確さが求められます。それは自分自身と向かい合い我を見つめ直すかのような作業であり、集中力と根気強さを必要とします。高度な技術と人の感度によって糸の状態や湿度などを見極めて打ち込み具合を加減する。機械織りでは決して感じることが出来ない優しさは手仕事がもたらす温もりなのです。
いつまでも触れていたくなる布
人々が野山で採取した植物の樹皮を剥ぎ糸を作り織物に仕上げる原始布。そこには浮つきなど一切無く、地に足が付いた風格さえ漂います。自然の恵みがダイレクトに感じられ、まるでマイナスイオンを身にまとっているかのような癒しと生命力を与えてくれるのです。そして手仕事の温もりや気が遠くなるような作業といった付加価値が天然素材の魅力と相まって、手に取り 身にまとったときの贅沢感や満足感に繋がります。
「いつまでも触れていたくなる布」
それが原始布の魅力と言っていいでしょう。
余計なものを一切排除した「そのもの」の美学
しな布には、すくい織や捩り織など柄が織り出された品もございますが、無地織だからこそ雑念が一切入らない素材そのものの呼吸感が伝わります。装飾といった文化を排除した本物の原始布だけが持つ静寂に身を委ねれば、「そのものの個性」が感じられるのです。「引き算の美学」これぞ日本の源流と言うに相応しい1点です。
貴女だけの個性を感じる唯一無二の魅力
本品は緯糸の色が途中から変化しています。本来であれば一本を織り上げるために同じ色目の糸を使いたいところですが、天然の素材ゆえに、手績み糸の在庫の関係で、どうしても同じ色目の糸で揃えられない事があります。私自身も、しな布の帯を今まで10点程取り扱っていますが、このような品に初めて出会いました。「これは不良品?」いいえ、これが原始布の味わいと魅力であり貴重な糸を駆使して1つの品を作成している証なのです。1点1点違うこの個性が貴女だけの唯一無二の帯だと愛着がわきませんか?
※お太鼓中心から約20cmほど上の部分で色が変化していますので、実際に結んだ際にはお太鼓上部(お太鼓山から裏)になりお太鼓正面からは見えません。
※お太鼓の方が前帯より若干濃い色になります。
モデル画像はAI作成のイメージの為、不自然な箇所がありますがご容赦下さい。
縄文時代にはその存在が確認された「しな布」いつまで存続出来るのでしょうか。年間生産数もごく僅かの希少品ですので、しな布をお探しの方は勿論 天然素材の織物にご興味のある方などお目に留まりましたら是非お手元にお迎えください。
幻の布になる日も近いかもしれません。
スポットガーデン 筑摩和之

ご使用にあたって
ご購入時は、糸の特性上、硬さがあり締めづらいかのしれませんが、使うごとに繊維がほぐれて締めやすくなってきます。
※モニター環境や画像処理の関係上 実物の色目と若干異なって見える場合がございますのでご理解の上お求めください。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、本ページ内に設置のオプションからそれぞれの項目をお選びください。==============================
【お仕立てについて】
※こちらの品は手縫いとさせて頂きます。
【八寸名古屋帯】
1「松葉仕立て」
4,860円
手先から約38cm(1尺)半分に折ってかがります。
※最も一般的なお仕立て方法です。
※手先が半分になっているので締めやすくなっています。
2「平仕立て」
4,860円
手先を半分に折らずに全て平らのまま仕立てます。
※胴巻部分の帯巾を調節したい方におすすめです。
●お仕立て期間 約20日
GW お盆 年末年始など長期休暇を挟む場合は7~10日程度余分にお日にちを頂きます。また、お仕立てが混みあった場合もお日にちが掛かる場合がございますので予めご了承下さい。
※本品は水分をはじくガード加工をおススメ致しません。

- 2026.04.13
- 11:56
玉那覇
玉那覇有公
人間国宝
現代紅型染の最高峰
オールシーズン対応

お仕立て時に垂れ無地か垂れ柄かを選択できます。



【製作】玉那覇有公 人間国宝
【品質】経糸:麻100% 緯糸:和紙75% 絹ぜんまい25%
(長井紬:伝統芸氏 長岡正幸)
【柄染色】顔料
【着用時期】オールシーズン
【長さ】仕立て上がり約370cmにさせていただきます。
※ご希望の長さがございましたらご注文手続きの際、フリー記入欄に記載してください。
※最大長さ:垂れ先柄の場合・約385cm 垂れ先無地の場合・約395cm


深く鮮やかな藍色グラデーションに目を奪われます。余計な色を排した藍一色の世界だからこそ、見る者の心に深く青い海の情景が広がっていくのです。幾何学的に表現された波頭の中に身を任せるように悠々と進む屋形船。人間国宝 玉那覇有公氏の紅型染は単なる模様ではありません。伝統的な技法で染め上げられたこの意匠は遠い琉球王朝の雅な風景を運んでくるのです。力強い波のリズムの中に屋形船という「人の気配」を添えることで意匠に温かみと情熱的な深みが生まれています。「粋」と「雅」を見事に調和させた玉那覇紅型ならではの贅沢な世界観をお楽しみください。


【紅型染 作者の迸る感性と力強い色彩美】
琉球王朝の頃より伝承される伝統工芸品「紅型染」沢岻(たくし)家 城間家 知念家を紅型三宗家と呼び、琉球王朝の加護を受けながらその名を馳せていました。
明治に入り廃藩置県後の琉球処分による琉球文化が軽んじられた時代から、第二次世界大戦など 幾度となくこの世から姿を消しさりそうになりました。しかし、戦前、民藝運動の祖と称される「柳宗悦(やなぎ むねよし)」氏から「沖縄は染織の宝庫であり今なお高度な技術をもつ工芸品がこれほどまでに残っているのはまさに奇跡だ」と言わしめた伝統工芸技術を戦後の混乱の中蘇らせたのが、城間栄順氏の父 城間家14代当主 栄喜氏であり知念積弘氏でした。
南国沖縄の自然の美しさや大らかさの中に、人々の血のにじむような努力と情熱、そして戦争と言う悲しい歴史が刻み込まれたゆえに、それらが目に見えない深みとなって更に心に響く染物になっているのではないでしょうか。
紅・・様々な色 型・・様々な柄
1人の職人が図案を考え型を彫り、染め上げる。一貫して作り出されるがゆえに職人の感性がダイレクトに宿り個性豊かな作品が生み出されるのです。
紅型染が京友禅や加賀友禅、江戸小紋など他の染物と異なる部分は柄を「顔料」によって染められていることです。他の染物は一般的に「染料」が使用されています。水に溶けない性質を持つ顔料の力強い色彩は南国沖縄の太陽や色とりどりの自然の色にも負ない重厚な存在感をかもし出します。そして顔料の特性である水に溶けない性質が可能にする重ね染め「隈取り」の技法によって立体感・奥行きが生まれるのです。
紅型染の力強い存在感は
【顔料を使って柄を染める】
【隈取りによって奥行きが生まれる】
この2点が友禅染や他の型染めと異なる大きな要素となっています。

【玉那覇 紅型】~研ぎ澄まされた型彫の技
紅型染の命は染型紙にあるといっても過言ではありません。そしてその型彫りにおいて右に出るものはいないと評される玉那覇氏。研ぎ澄まされた指先から生み出される精密で美しい輪郭線が、紅型染の魅力を余すところなく伝えています。
整然と配された文様には何の迷いも感じられない凛とした風格が漂います。
紅型染の特色でもある型紙は、”突き彫り”と呼ばれる技法で彫られます。
市販されているデザインカッターの刃を職人さんが自ら使いやすい大きさに加工し、刃を研いで作られます。
その道具を缶切りのように前に押し出ながら輪郭を彫り進めていきます。直線的に線を引いて切り抜かれる"引き彫り"から生まれるシャープさと異なり丸みのある線になり、柔らかで・自然で優しい印象に仕上がるのが"突き彫り”の特徴です。




素材に拘ったオールシーズン対応
本品は素材にもとことん拘っています。染織の伝統産地である山形県長井市の伝統工芸士 長岡正幸氏によって製織された帯地は、縦糸に麻、緯糸には和紙と絹ぜんまいが用いられています。麻の清涼感、和紙の軽さとハリ、そして絹のしなやかさ、加えてゼンマイの野性味豊かな味わい。それらが伝統工芸の重みと深みを加えているのです。
麻、和紙、絹の3種類の素材を用いていますので、四季を通じてオールシーズンお使いいただけます。


ぜんまい糸
植物のゼンマイを食べて育ったお蚕さんが吐く糸には茶色い繊維が混ざっています。昔は綺麗な糸にならない絹は屑繭とされていましたが、現在は天然の味わいと野性味の魅力が人気を博し、紬の着物や帯に用いられており希少性が高く高価な素材になっています。本品についてはゼンマイがふんだんに混ざった真綿糸が使用されており、素朴な温もりと工芸味豊かな魅力がお楽しみいただけます。

経糸が「麻」、緯糸の茶色が混ざった糸が「絹ぜんまい」、その他が和紙です。和紙は弱いと誤解されている方が多いのですが実際は強度には全く問題なく水にも強い素材です。



玉那覇 有公(たまなは ゆうこう)氏について
紅型染の第一人者 玉那覇氏がこの世界に入られたきっかけは、伴侶となられた道子さんとの出会いによるものです。
石垣島で生まれ育った同氏は、那覇に移り鉄工所で働かれていました、その当時に出会われた道子さん、実は紅型染 三宗家の一つ「城間家」14代当主である城間栄喜(しろま えいき)さんの娘さんだったのです。
その縁を機に紅型染の世界に入られたのが玉那覇有公氏が25歳の時でした。
全くの素人から始めた紅型染が順風満帆のはずは有りません。そもそも仕事に厳しい義父 栄喜氏、それに輪をかけて身内に対しては更に厳しく接しられたといいますから、職人として認められるまでには血のにじむような努力をされたのでしょう。「名門 城間家に泥を塗るようなことはできない。」それのみを心に刻み日々修行に励まれたのです。
そして、師であり義父でもある栄喜氏の下で紅型の技術を極めたのちに独立し、その後も日々高みを目指し製作に励まれ1996年には紅型染で初、国の重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定されました。




六通柄以外の部分、垂れ先からお太鼓裏と手先から胴部分の一巻き目は濃紺無地になっています。※藍染ではなく染料の引染めです。





人間国宝 玉那覇有公氏の技が冴える作品が放つ風格は、全国各地の紬のお着物や、作家物といった逸品とコーディネートしても負けることなく存在感を漂わせ、藍濃淡で染め上げられた屋形船の模様が着姿をお洒落に彩ります。色とりどりの紅型染も素敵ですが藍色のみで染め上げられた紅型染には色の奥に歴史の重みと職人の内に秘めたる思いが感じられるのです。
今回、非常にお値打ちに入手する事が出来ましたのでお買い得価格でご提供させて頂きます。1点限りとなりますのでお目に留まりましたら是非お手元にお迎えください。
スポットガーデン 筑摩和之



お仕立てをご依頼の際は、垂れ先を無地にするか柄にするかをオプションから選択してください。
無地場は濃紺になっています。



※写真と実物とはモニターや画像処理の関係上、若干異なる場合がございますので予めご理解ください。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。
※お仕立てをご依頼の場合には、本ページ内に設置のオプションから各項目をお選びください。
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【お仕立てについて】
※こちらの品は手縫いとさせて頂きます。
【八寸名古屋帯】
1「松葉仕立て」
4,860円
手先から約38cm(1尺)半分に折ってかがります。
※最も一般的なお仕立て方法です。
※手先が半分になっているので締めやすくなっています。
2「平仕立て」
4,860円
手先を半分に折らずに全て平らのまま仕立てます。
※胴巻部分の帯巾を調節したい方におすすめです。
【ガード加工】※水をはじく加工です。
3,240円
●お仕立て期間 約3週間
GW お盆 年末年始など長期休暇を挟む場合は7~10日程度余分にお日にちを頂きます。また、お仕立てが混みあった場合もお日にちが掛かる場合がございますので予めご了承下さい。

- 2026.02.06
- 10:09























