信州伊那紬 手織り絣
工芸の風格
経済産業大臣指定伝統的工芸品
長野県百年企業「信州の老舗」
伊那紬唯一の織元
久保田織染工業
キモノ雑誌ご紹介品 特別価格


【産地】長野県
【製造元】久保田織染工業
【品質】絹100%
【着用時期】9月頃から翌年6月頃(袷・単衣の季節)
【生地幅】約38cm(裄丈70cm 1尺8寸5分まで対応)
工芸味溢れる色調の横段絣が個性豊かな意匠でありながら都会の街中にも溶け込む洗練された着姿を演出してくれます。手織りの着心地の良さを体感し、カジュアルなお出掛けシーンをハイセンスな装いでお楽しみ下さい。
有名キモノ雑誌2025年冬号にてご紹介のお品ですので特別な贅沢感をより一層味わって頂けるに違いありません。
有名キモノ雑誌2025年冬号にてご紹介のお品ですので特別な贅沢感をより一層味わって頂けるに違いありません。
染織の伝統産地である長野県信州紬の一つ、伊那谷で織り継がれる「伊那紬」が放つ存在感は他産地の織物を凌駕するほどの存在感を漂わせます。伊那紬を継承する唯一の織元、久保田織染工業さんのあくなき挑戦から生み出される名品を是非お手元に。


絣の味わい
本品は一見絣に見えないかもしれませんが、縦糸に絣糸を用いて緯糸の色と揃えることにより段模様をくっきりと織り出しています。一般的に段模様の場合は緯糸の色を変えることで表現されますが、こちらの品は絣の技法で縦糸の色も変化させています。縦糸と緯糸の色を揃えることで色目がくっきりと表れて色の変化にメリハリが出るのが特徴であり魅力です。緻密に計算されて糸を染め分けその糸を組み合わせて柄を出すのが「絣(かすり)」と呼ばれる技術です。柄(色)の境目が掠れたように表現され、その掠れが民芸味溢れる趣を生み出すとともに縦方向に伸びる不揃いな絣足が洗練されたスマートさを感じさせてくれるのです。
クリーム色の部分は縦糸緯糸ともにクリーム、茶色の部分は縦糸緯糸ともに茶色が用いられています。モノトーンの部分は黒とクリームの糸が交互に配されています。縦横の色を揃えることではっきりとした色目に仕上がり色の境目がメリハリのある印象に仕上がるのです。

茶色とモノトーンの間にオリーブグリーンの糸が織り込まれています。この些細な拘り一つでオシャレ度が一気にグレードアップするのです。これこそが久保田織染工業さんの人気の所以であり品質の良さだけではない唯一無二の個性が最大の魅力なのです。


縦糸に絣の技法を施していますので色の境目が不揃いになっています(絣足)。また縦糸がクリームに染まっている所は緯糸もクリーム、縦糸が茶色に染まっている所は緯糸も茶色と色を揃えることでくっきりとした色に仕上がります。これが横段模に絣の技法を用いている理由なのです。


本品は真綿紬・玉糸・生糸を使用して織り上げられています。蚕を真綿状にして引かれた真綿糸のふっくらとした風合い、独特の張り感が魅力の玉糸が融合した布を身にまとえば何とも言えない心に響く温かみを感じていただけるにちがいありません。


モノトーンの部分は黒とクリームの2色の糸を縦横ともに配することで千鳥格子の細かな模様が織り出されています。

手織り~身体に沿う着心地の良さ
「とんとん♪ とんととん♪」伊那谷に響く機織りの音。ただひたすら機に向かい緯糸を打ち込んでいく。布の声を聞きながら糸を労わるように、しかし力強く織り進める手織りの作業は、常に心を乱す事が許されない正確さが求められます。それは自分自身と向かい合い我を見つめ直すかのような作業であり、集中力と根気強さを必要とします。高度な技術と人の感度によって、糸の状態や湿度などを見極めて打ち込み具合を加減する。機械織りでは感じられない優しさは人の手がもたらす温もりであり、体に沿う着心地の良さが手織り最大の魅力なのです。
「とんとん♪ とんととん♪」伊那谷に響く機織りの音。ただひたすら機に向かい緯糸を打ち込んでいく。布の声を聞きながら糸を労わるように、しかし力強く織り進める手織りの作業は、常に心を乱す事が許されない正確さが求められます。それは自分自身と向かい合い我を見つめ直すかのような作業であり、集中力と根気強さを必要とします。高度な技術と人の感度によって、糸の状態や湿度などを見極めて打ち込み具合を加減する。機械織りでは感じられない優しさは人の手がもたらす温もりであり、体に沿う着心地の良さが手織り最大の魅力なのです。


信州 伊那紬
江戸時代の頃より「蚕の国、絹の国」として知られる信州 長野県においても古くから養蚕が盛んで長い歴史を誇る「伊那紬」長野県南部に位置し、東西を南アルプス、中央アルプスに囲まれ、天竜川の水流に恵まれた土地では蚕を育て上質な絹を京都などに出荷していました。
そして食い破られた繭など生糸にならないものを自家用として農家の女性達が家族の為に機を織り始めたのが伊那紬の起源だと言われています。

伊那紬唯一の織元・・久保田織染工業
元来、信州紬は自家用に織り始められたものですので絣の技術は必要ではなく、他の信州紬「飯田紬」「上田紬」「松本紬」を見ても、無地や縞格子の織物しかありません。 しかし伊那紬だけは絣織物や花織が製造されるようになりました。 伊那紬の織元は昭和50年頃まで120軒ほど存在していましたが、今では「久保田織染工業」1社だけになり、現在も糸作りから染め、機織りまで一貫して製造しその伝統を守り続けています。伝統の技術を継承しながらも絣の技術を取り入れることで、他の信州紬とは一線を画したデザイン性豊かな物作りに励まれています。その伝統を継承する技術が評価され、長野県百年企業「信州の老舗」にも選ばれています。
美しいキモノ2022年冬号にて久保田織染工業さんが紹介されています。






駒ケ根の自然に育まれた手織り絣織物「伊那紬」。産地でただ一軒生き残る製造元「久保田織染工業」さんの飽くなき向上心が今なお新しい感性の品を世に送り出します。現代的なお洒落さと伝統工芸品の風格を兼ね備えた唯一無二の織物は美しいキモノ2025年冬号でもご紹介いただいております。ハイセンスかつ高級感溢れる本物の魅力をお楽しみ下さい。
モデル着用のうえ写真撮影されたお品の為、当店通常価格からお安くご提供させて頂きます。※使用感は全くございません。
スポットガーデン 筑摩和之
本品はモデル写真撮影された為 「モデル仕立て」と呼ばれる一見仕立てたように見せる仮の縫製がされていますので このままでのご着用は出来ません。ご購入後お客様のサイズに合わせて誂えさせていただきます。

※写真と実物ではモニター環境などによって若干色が違って見えることがございます。
※価格にお仕立て代は含まれておりません。オプション選択から商品と同時にご購入下さい。
お仕立てに関して詳しくはこちらをご覧ください。
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こちら>>


★八掛地の色をお任せでご依頼される場合は「八掛色NO」記入欄にご希望の色目を「○○色系お任せ」などと記入して下さい。メールにてご提案のうえ最終確認させて頂きます。
※色はご注文完了後にゆっくりお考えいただいても構いません。(八掛NO記入欄に「注文後決定」と記入して下さい。)
【八掛地は下の見本画像をクリックしてお選びください】
紬向き「両駒無地タイプ」からお選びください。
ボカシタイプをご希望の場合や両駒タイプにお好みの色が無い場合は縮緬向きの「パレスタイプ」からお選びいただいても特に差し支えございません。




























